新人事制度 大阪での報告①~③
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数日前だが、学生時代の友人たちと久しぶりに飲んだ。日本ボランティア・センターの職員としてタイに駐在していた男が最近帰国したので、まあ彼の慰労会みたいなものだ。高田馬場にある居酒屋で待ち合わせたから、すこし早目に出かけて、あのあたりの古本屋を巡ってみた。 高田馬場から早大にかけての通りも、久しぶりに歩くと変貌著しいけれど、古本屋は古色蒼然としたままの店がまだ何軒も残っている。 まず『あゝ野麦峠』(山本茂美 著)を100円で購入する。先月の信州から飛騨への旅行のあと、この本のことを『伝送便』誌に書いたのだけれど、じつはまだ通読してはいなかったのである。有名な本だから、部分的には読んだり、これについて書かれた文章に目を通したり、映画化された作品を観たりはした。しかし全体を読みきらずに自分の文章でそれに触れるというのは、良心にかかわることであって、はやく読もうと思っていたところである。この夏の必読リストに加えることにしよう。 つぎに、『微視の史学』(服部之総 著)をみつけた。我が国近代史学の道を拓いた巨星の随筆集。かねてから捜していたものだ。これも100円。マルクス主義関係の本はこのごろ古本屋では安く手に入るのは、酔流亭なんかにはありがたい。 あともう一冊、『柳田国男』(色川大吉 著)。これは700円。「日本民俗文化体系」(講談社)の第一回配本ということで、なかなか立派な装丁である。1978年刊行。 これでカバンが一杯になったし、そろそろ待ち合わせの時間だ。限られた時間での古本屋めぐりは当たり外れが大きいのだけれど、この日はかなりの収穫であった。それにしても、これで1000円でオツリが来る(昨日の日記での小沢酒造のお昼と同じことを書くが)というのは、古本屋というのは、ありがたい。 ■
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by suiryutei
| 2005-08-05 10:09
| 文学・書評
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