晩秋の一日

昨日、都心に出て上野公園の中を歩く。銀杏の黄葉が進んできた。上野の山が黄色に染まるのは下旬になってからか。

山を下り、不忍池の畔で。

日暮れて、HOWS（本郷文化フォーラムワーカーズスクール）の講座に参加した。沖縄先島の諸島では自衛隊のミサイル配備が進み、秋の終わりをのんびり愉しんではいられない状況になっているのだが、講師の伊波洋一・参院議員のお話については後日に報告しよう。

午後11時過ぎ帰宅。夕刊（東京新聞）を開く。今年は画家・丸木俊の生誕110年にあたる。その生涯をたどる連載（月2回掲載）の8回目が載っていた。

丸木俊は国分一太郎を尊敬していたという。記事によれば、彼女が育った北海道でも生活綴り方が盛んだった。それに関わった教師たちが治安維持法違反で弾圧されていく様子は三浦綾子の小説『銃口』に描かれているという。『銃口』も酔流亭は生前のKさんから頂いてある。昨日の更新記事に書いた『興亡と夢』（三好徹）をくださったKさんである。

Kさんは書籍を酔流亭にたくさん譲ってくれて、3年前に90歳で亡くなった。『銃口』は近く読まなくてはならない。