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昨日の夕刊を見て驚いた。銚子漁港では今年のサンマの水揚げは0トンだったという。今年はサンマが全国的に不漁であったのは聞いているが、まさかあの銚子でまったくのゼロであったとは! 銚子は過去、2009年に6万1333トンのサンマの水揚げを記録し、全国一位になっていた。 もう40年ほども前になる。酔流亭はまだ20代だった。職場の同僚たちとたしか3人で銚子までドライヴに行ったことがある。動機は、銚子まで行けばサンマを刺身で食べられると聞いたからである。 そのころ首都圏ではサンマを生で食べるという習慣がなかった。サンマといえば焼いて食べるものである。ただ、漁港の街に行けば、刺身でも食べられる。関東でサンマが揚がる漁港といえば、まずは銚子だった。 銚子では民宿に一泊したと思う。ただし、サンマを刺身で食べたこと以外、そのときの旅の記憶はあまり残っていない。そうして生のサンマはじつに美味しかった。当時、居酒屋で刺身といえばハマチがよく出てきたが、ハマチよりはるかに美味しいと思った。 現在では、街の居酒屋でもスーパーマーケットの鮮魚売り場でもサンマの刺身は当たり前に見かける。流通がよくなり、冷蔵技術も進化したのだろう。 ところで銚子といえば、漁業と醤油で栄えてきたこの町を舞台にしたNHK朝ドラ『澪つくし』(1985年本放送)が去年NHKBSで再放送されたのを我が家ではずっと視ていた。沢口靖子演じるヒロインかをるは醤油醸造の蔵元(ヒゲタ醤油がモデルらしい)の娘。彼女と愛し合う惣吉(川野太郎・演)は網元の長男である。ドラマにおいては銚子では醤油醸造業者と漁業従事者とは伝統的に仲が悪いという設定であった(実際はどうなのであろうか)。その対立を背景にドラマは進んでいった。 なおドラマの時代は1920年代から戦後までにかかり、20年代に野田市にあるキッコーマン醤油で起きた労働争議(野田争議として知られる)のことなんかがドラマの初めのほうで登場人物たちの噂話として出てきたりする。 ドラマの中で惣吉が獲るのはもっぱらイワシである。サンマは漁期が限定される(夏から秋)から、通年それも沿岸で獲れるイワシが全面に出たのだろう。今年もサンマの不漁を横目に、銚子ではイワシは昨年より3万トン多い18万8243トン(20日時点)の水揚げを記録し、これは同漁港の水揚げ全体の8割を占める。 銚子漁港全体の水揚げ量は12年連続で今年も全国一になる見通しだという。
by suiryutei
| 2022-12-28 08:59
| 酒・蕎麦・食関係
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