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デヴィッド・グレーバーの『負債論』を中古で手に入れた。中古なんて書くとなんだか車みたいだが、刊行されてまだ数年(日本での初版は2016年。酔流亭が入手したのは2020年その4刷目)なので、古本とか書いてはなんだかそぐわない。 グレーバーに興味を持ったのは、ブレイディみかこさんの『他者の靴を履く』(2021年6月刊)に彼の名がしばしば登場していたからである。ブレイディさんの同著に収められた論稿が書かれていたときにグレーバーは急逝した(2020年9月)。 酔流亭は『他者の靴を履く』を読んだときグレーバーは読んでおらず、自分の知る思想家としてチェルヌイシェフスキーのことを思った。しかしチェルヌイシェフスキーは19世紀の人である。同時代を生きた人としてグレーバーはいつか読みたいと思っていた。彼は1961年生まれだから、酔流亭より若く、59歳で死んでしまった。 訳者あとがきまで入れて633ページ。それに原注とか参考文献リストが200ページあまり付く大著だ。ここまで300ページほど読んだけれども、どうも頭に入っていかない。著者の博識に追いつけない感じである。今日の更新記事のタイトルを「悪戦苦闘」とした所以。今年と来年にまたがる読書になる。読み終えたとき何を得ているか自分でもたのしみだ。
by suiryutei
| 2022-12-29 08:52
| 文学・書評
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