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敬愛する友人・牧子嘉丸さんが第三回子母澤寛文学賞の大賞を受賞された。受賞作は短編小説『秀吉と新左衛門』。 同賞は、北海道石狩市厚田区出身の作家・子母澤寛(1892-1968)の功績を称えて設立されているもの。発表は去年12月5日で、同賞のサイトには選考経過、選評、そして牧子さんの作品の全文もUPされている。 短編小説部門には138作品もの応募があったという。受賞理由として選評は <・・本作品については、「秀吉に対する新左衛門の心情がよく書けている」「上方落語の源流といわれる曽呂利新左衛門を、秀吉との息をのむような丁々発止によって描いている。求心力ある表現と、読者を引き付けて離さない展開力を持っている」との評価が選考委員から寄せられました。 ・・ ・・牧子氏の本作品は、これら既存の作品にはないユニークな秀作です。とりわけ、千利休を登場させることで、巧みな心理描写を際立たせるとともに、終生、秀吉に忠誠を尽くした伝えられる曽呂利新左衛門の人物像を一変させているところに、独特の作品としての凄みが感じられます。・・> と述べている。詳しくは選評の全文を。この選評に酔流亭も異存はない。洒脱な筆運びの行間に牧子さんらしい反骨が窺える。 前述したように選評も牧子さんの作品そのものも全文が上のサイトにUPされています。 なお下の写真は牧子さんの2010年の著作である。これも森鴎外、小泉八雲、上田秋成の内面に分け入った見事な短編小説集であった。
by suiryutei
| 2023-01-13 09:28
| 文学・書評
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Comments(2)
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土田さん、こんにちは。
ていねいな紹介記事ありがとうございます。 葉室さんの小説には足元にも及びませんが、小堀遠州の師匠筋にあたる千利休の姿もちょっと出てきます。本欄の読者の方にも覗いてもらいたくてお手数をかけました。 クリエイティブ・パワーがあるかぎり、まだまだがんばれます。また本郷でお会いしましょう。
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牧子さん、筆運びの鮮やかなことに感服しました。そして創作欲はどんどん湧いてくるのですね。
遅くなりましたが受賞おめでとうございます!
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