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労働者文学会のホームページは、表紙に会員執筆のコラムが置かれていて半月ごとの持ち回り。今月後半は黄英治(ファン・ヨンチ)さんが書かれている(『前期高齢者の断捨離』)。 まずは下に貼り付けた労文HPをクリックして読んでいただければ。 黄英治さんは去年秋に65歳になって、それを期に本の断捨離を敢行したという。 酔流亭は今月68歳になったので、黄英治さんより3歳の年長になる。だから、 <生きていられる(だろう)時間の幅を、両親の享年を基に計ってみる。死は、間近ではなさそうだが、それほど遠くもない、ようだ。> という黄さんの思いはよくわかる。ただ、わずかの蔵書にはまだ未練があって、当分は手放せそうにない。いや死ぬまで手元に置いておくのではなかろうか。 黄さんも手放すには葛藤があったようで <しかし、それぞれの本には、買ったときの、特に若い頃、金はないが何とか手に入れたという喜びや、送ってくれた人の気持ちが強く憑依しているようだ。断捨離にあたって、それを手元に置いておきたいという思いと、再読はしないだろうという予感がせめぎあって、肉体的にはもちろんだが、精神にもダメージを与えられた。> と書かれてある。その思いもよくわかる。 酔流亭より25歳年長で、3年前に90歳で亡くなられたKさんは、晩年、本の断捨離の相手の一人に酔流亭を選んでくださった。去年暮れに読んだ『銃口』(三浦綾子)もKさんに戴いたものだ。もらったばかりのときは、その価値がわからなくて数年間も積読にしてしまったが。 Kさんが亡くなる数年前、段ボール箱が一箱Kさんから贈られてきた。開くと荷風全集(岩波書店)の大半がぎっしり詰まっている。これは、もしかしたら自分の臨終前まで床の上で読んでいるかもしれない。 ![]()
by suiryutei
| 2023-01-21 06:28
| 文学・書評
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