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先ほど、目を覚ましてすぐラジオを点けると、『聞かせてよ愛の言葉を』というシャンソンがいきなり流れてきた(午前4時40分ごろ。NHK〔ラジオ深夜便〕)。 おや、懐かしい。2007年秋から放送されたNHK朝ドラ『ちりとてちん』の中で何度か聴いた歌だ。 『ちりとてちん』のヒロインは福井の小浜から大阪に出てきて女流落語家を目指す。貫地谷しほりが演じた。そのヒロインの両親(松重豊と和久井映見が扮した)が自分たちが出会った頃を回想する場面で必ず『聞かせてよ愛の言葉を』が流れたのである。 いまネットで調べたら、この歌は岸洋子を初め何人もの歌手が持ち歌にしている。シャンソンだからもちろん原曲の歌詞はフランス語だ。そのフランス語版と日本語の訳詞を充てたものと両方ある。先ほどラジオで流れたのは佐々木秀美という歌手が日本語で歌っていた。女性のような歌声だが男性歌手。『ちりとてちん』の挿入歌もこの人の歌声だった。『ちりとてちん』はこの挿入歌もドラマそのものもよかった。放送から、もう15年もたつんだなあ。 ともあれ、早起きして得をした感じ。もっとも早起きしたというより、夜中目を覚ましてから眠りに戻れなくて、早々に寝床から出てしまったということだが。 昨日の日曜の午後、散歩に出た。 我孫子市は手賀沼と利根川に挟まれた水郷地帯であり、イナカだから、散歩路に不自由はしない。国道356号線の横断歩道を渡ると、路の角に道祖神が。 利根川に向かって歩いていくと、大きな水たまりというか、池がある。利根川がかつて蛇行していたときの名残りだろう。古利根と呼ばれているようだ。 向こうに見える鉄橋は利根川に架かる常磐線の橋だ。 【追記】 朝食のとき「『聞かせてよ愛の言葉を』をさっきラジオで聴いたよ」と連れ合いに話すと、彼女は佐々木秀美のCDを持っていると言う。 今それを聞きながらこの追記を書いている。最後に『聞かせてよ愛の言葉を』が入っているがフランス語で歌っている。すると、早朝にラジオで聴いたのはたして日本語の歌詞であったろうか。どうも怪しくなってきた。TVドラマ「ちりとてちん」挿入はフランス語であったような気がする。 (午前9時10分記)
by suiryutei
| 2023-02-20 05:11
| 音楽
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