新人事制度 大阪での報告①~③
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昨日の朝日新聞夕刊に載った上野千鶴子さん(東大教授)の、天皇についての文章はじつに明快だった(「女帝ー議論のために」)。酔流亭は現天皇の人柄には好意を持つけれど、「そもそも民主主義の世の中に、生まれながらにして他の誰よりも尊い個人がいるのはおかしくないか」(上野氏)というのは、まったくそのとおり。そして、この当たり前の主張が、この頃は活字になるのをあまり見かけないのは不思議なことだと思う。 今月14日に、やはり朝日のこれは朝刊に載った五百旗頭 真さん(神戸大教授)の論考(「選びとった平和発展」)は、戦後の日本の針路を巡っての吉田茂路線を積極的に評価するもので、酔流亭も教えられるところ多かった。切り抜いて、何箇所も傍線を引いた。しかし、敗戦の「聖断」について、それが本土決戦による膨大な犠牲を避けたことだけに言及して、他方では国柄(天皇制)を維持することにこだわって決断が遅れたことには触れないのは、ちょっとバランスを欠く。 なかなか鋭い人でも天皇について論じだすと、とたんに腰が引ける。その点、さすがは上野千鶴子さん。
by suiryutei
| 2005-08-18 09:43
| ニュース・評論
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Comments(2)
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sakuraasako at 2005-08-18 10:24
上野千鶴子さんは若い頃言葉を失った時期があって、その時に尾崎放哉の句を読んで「私にも生きていける」と思われたと、伺ったことがあります。一度言葉を失ってもがき苦しみ這い上がってきた者から発せられる言葉というのは、核心を手掴みする鋭さを持つ。そんな気がします。
二世三世議員さんや一度地位や肩書きを得た方々には守るものが多すぎて、ついつい腰が引けたりブレたりしてしまうのでしょうね。 リンクの仕方がなかなか分からなくて手間取っていたのですが、今日 酔流亭さんのブログ、リンクさせていただきました。 事後報告でごめんなさい。
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suiryutei at 2005-08-19 23:12
ああ、上野さんにもそういう時期があったんですか。感受性が豊かだったからでもあったのでしょうね。
去年の春、イラク人質事件であの3人へのバッシングが吹き荒れて、私も落ち込んだ気持ちになっていたとき、その風潮を批判した上野さんの文章を目にして、元気づけられたものでした。 リンクありがとうございます。
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