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新人事制度 大阪での報告①~③
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NHK朝ドラ『らんまん』の今週の展開では、牧野富太郎がモデルの主人公(ドラマの現時点では20歳くらいだろうか)とその姉は、そのころ全国で澎湃と沸き起こっていた自由民権運動と遭遇する。彼らが生まれ育った土佐は、自由民権運動が一番盛んな土地であった。 ジョン(中濱)万次郎も登場して、宇崎竜童が彼を演じた。民権運動のリーダーの若者が主人公・万太郎(神木隆之介)をジョン万次郎に引き合わせる。 大江健三郎の初期の作品『万延元年のフットボール』をちょっと思い出した。 四国の山村を舞台に小説は展開していくが、60年安保挫折世代である主人公兄弟のご先祖に、幕末、山を越えて高知まで行ってジョン万次郎に会ってきた(かもしれない)人物がいるのである。本当は会っていないようだけれど、ジョン万次郎が新時代の知識を象徴した存在だから、そのご先祖の英雄伝説として、そう言い伝えられてきた。 『らんまん』の主人公・万太郎のモデルである牧野富太郎も、史実としてはジョン万次郎と会った可能性は低いようだ。ただ、自由民権運動と関わったのは事実らしい。万太郎(牧野富太郎)は造り酒屋の跡取り息子。あの時代、自由民権運動の先頭に立ったのは全国の造り酒屋なのだから。どういう事情か。2年半ほど前、2020年10月1日更新記事から少し引く。 ・・・「酒屋会議」なんて事件が昔あったそうだというのが頭をよぎる。1882年(明治15年)のことである。 当時も日本政府は財政難であった。西南戦争でさんざ軍費を使った後でもあるし。そのころ日本の製造業を代表するのは酒造りである。日本で産業革命が起きるのはまだこれからという時期だ。 そこで、政府は、代表的製造業である酒造業からの税である酒税を上げようとした。「酒屋会議」とは、これに抗する全国の造り酒屋のネットワークである。反政府的な集まりは禁じるというので、大阪の淀川に船を並べて会同した。営業の自由と減税を求める檄文は植木枝盛が執筆。自由民権運動の当時は左派を代表するイデオローグである。 「酒屋会議」のネットワークとしての発展は残念ながらその後あまり見られなかったようだ。檄文作成の植木枝盛も文章は上手だけれども口だけの人という印象が強い。しかし、全国で澎湃とした自由民権運動に積極的に参加した造り酒屋のあるじは少なくない。「酒屋会議」が開かれたのと同じ年に起き、民権運動を代表する福島事件の指導者・河野広中も造り酒屋を経営していた。 ・・・・・ さて『らんまん』はこの先どう展開していくのか。万太郎の姉である綾を演じている佐久間由衣という女優さんは、2017年の朝ドラ『ひよっこ』(酔流亭のお気に入り)でヒロイン・みね子(有村架純)の親友役だったね。酒造りといい民権運動といい、ドラマは今のところ酔流亭が惹かれるもの満載で進んでいる。
by suiryutei
| 2023-04-28 08:47
| 映画・TV
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