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先ほど朝8時前にゴミを出しに行った折り、我が家の裏のほうにお住まいの若奥様と顔が合った。息子さんを保育園に送って行った帰りであるようだ。あたりを見回すと、子どもたちが何人か、小学校のある方角へ歩いている。 大型連休さなかと言っても、昨日と今日は平日なんだなと思い当たった。そういえば酔流亭が子どものころ、ゴールデンウィークは<飛び石連休>と呼んでいた。今この呼び方をあまり聞かないけれど、子どもたちにとっては現在でも休みは飛び石である。 年金生活者であるところの酔流亭は、一年365日まるごとが超大型連休だ。 (シャクナゲでしょうね。昨日、家の近くで撮影。) 一昨日の更新記事(『伝送便』誌5月号寄稿の転写)で斉藤幸平にちょっと触れたところ、友人のIさん(土田酒造の酒と豆腐をご馳走してくれたIさんとは別の方)がFBのコメント欄を通じて、斉藤幸平が今度NHKEテレ『100分de名著』でヘーゲルを論じるよと教えてくれた。5月1日の夜スタート。25分×4週で100分というわけだ。 昨夜放送の初回は見損なった(なにしろこのごろ夜寝るのが早いので)が、再放送が今朝早朝(5:30~5:55)あった。酔流亭、夜が早いぶん早起きは苦にならないので、こっちを視た。 マルクスの研究者ならヘーゲルを勉強しないわけにはいかない。斎藤はどう論じるのだろうか。初回はまだサワリといったところだ。 20年ほど前、神田の古書店街で見つけた、こんな本が本棚にある。 書名と著者に惹かれて買ったのだが、歯が立たなかった。津田道夫さんの著作なら『国家と革命の理論』とか『現代コミュニズム史』はそれなりに頭に入った(つもり)だけれども、この『ヘーゲルとマルクス』はてんで先に進まない。苦い思い出だ。今度の斎藤講座視聴を再挑戦のきっかけにしようかな。 さて酔流亭は『伝送便』誌寄稿で、<疎外>概念をめぐって斎藤に疑義を提出したのであった。酔流亭が考える疎外とは何か。『伝送便』誌には、こう書いた。 人間が外部に創り出したものが、人間の持っている力を吸収して巨大になり、逆に人間を支配する。そういう状態を<疎外>だと私は理解する。人間が神を創ったにもかかわらず、宗教においては人間の本質が神に吸収され、この神に人間は従属してしまう。これを資本と労働の関係に当てはめれば、資本とは人間の労働の所産である。労働者が労働すればするほど、その労働が産み出すものは資本として蓄積され大きくなり、労働者を支配する。労働における<疎外>の根本はここにあると思う。 ところが、デヴィット・グレーバーの大著『負債論』を読んでいて、グレーバーが<原初的負債>と呼んで批判的に考察している概念とは酔流亭が疎外と呼ぶものとほぼ同じなのではなかろうかと、つい最近思い当たった。当たっているかどうかはわからない。 ![]()
by suiryutei
| 2023-05-02 09:15
| ニュース・評論
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