新人事制度 大阪での報告①~③
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都心に向かうので我孫子駅で常磐線の上り電車に乗った。 かなり混んでいた。立っている乗客がたくさんいる。酔流亭も立っていた。 電車がひとつ先の柏駅に近づき、速度を落とし出すと、酔流亭が立っていた位置の斜め左に座っていた乗客が席を立った。柏で降りるのである。 その乗客の真ん前には20代くらいと思われる女性が立っていたから、空いた席に座るのは彼女に優先権があると思われた。 ところが、彼女は立ったままである。これは酔流亭を年配者とみて譲ってくれるんだなと思い、空いた席に座らせてもらった。今どき感心な娘さんだと嬉しくなるとともに、年寄り扱いされちゃったなと一抹の淋しさがないこともない。このあたり「老人心理」の屈折したところだ。 そうして電車は柏駅のホームに停まった。件の娘さんは出入口のほうに少し寄っていく。しかし降りるのでなく、新たに乗ってきた同世代の娘さんと親し気に言葉を交わす。 そうか。友人が柏駅で乗ってくるのを予め承知していたので、その友人を迎えるため座らずにいたのである。すると、酔流亭は年寄り扱いされて席を譲られたとばかりは必ずしも言えないかもしれない。しかし、やっぱり年長の者を大事にしてくれる気持ちもあったんだろうな。 柏は大きな街なので、柏駅では降りる人も乗ってくる人もかなりいる。新たに乗ってきた人で、酔流亭と同世代くらいと思われる女性が、三つほど右の座席の前に立った。立つのがつらいといったふうではなかったけれど、大きなバッグを持っている。席を譲ってあげようかなと思いながら、同世代に年寄り扱いされてはかえって不快かなとも、ちょっと離れているから迂闊に立つと目の前にいる客(中年の男性だった)にスッと座られそうだとも思い、グズグズしているうち、次の松戸駅でまたかなりの人数が下車したので、その女性は座ることができた。 老人と非老人とのあまりハッキリしない境目に酔流亭はいる。・・・と言えば「いえ、はっきり言って、もう老人ですよ」という声が飛んできそうだが。
by suiryutei
| 2023-06-12 09:02
| 身辺雑記・自然
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