手賀沼周辺ランチドライブ

手賀沼は東西に細長い沼である。東の果てには曙橋という橋が架かっていて、ここからの夕陽は美しい。都内から写真を撮りに来る人もいる。

昨日の昼前、車でこの曙橋を渡った。すると、そこは柏市の湘南地域。前は柏市とは別に千葉県東葛郡沼南町だったのが＜平成の大合併＞で柏市に含まれることになった。

手賀沼沿いにひろがる水田に沿った道を走ること数分、〔いづみ亭〕という食堂がある。人気TVドラマ『孤独のグルメ』に去年秋登場した店で、酔流亭は今年の連休中に初めて訪れたことは5月7日の更新記事に書いた。

昨日は、酔流亭は鮪の漬け丼、連れはラーメンを食べた。それに鶏皮餃子というのを一皿。これは餃子の皮の部分に鶏の皮を使っているもので、これでビールを飲めばさぞかし美味いだろうと思う。しかし、この店の立地では車でないと来れそうにないので、それは叶わぬ夢である。

とにかく安くて美味い店だ。開店前はいつも行列が出来ているのは『孤独のグルメ』登場の影響が大きいのだろうけれど、一度来ればまた来たくなるのではないか。現に酔流亭だって連休のとき初めて来てから、昨日ではや三度目だ。どうやら店の人に顔を覚えられた。

満腹してから〔道の駅しょうなん〕へ。手賀沼は東西に細長いと冒頭に書いた。その真ん中を横切って手賀大橋というのが架かっている。大橋と称するだけあって、前述したいくらかうら寂しい曙橋と違い、立派な橋である。〔道の駅しょうなん〕はその橋の柏市側の袂（たもと）にある。農村地帯だけに売店に野菜は豊富だ。あれこれ買う。枝豆なんてこのあたりは日本屈指の産地である。

大橋を渡れば我が町・我孫子。手賀沼は先週降った大雨以来、水位の高い状態が続いている。橋の上から沼を眺めると、なんだかいつもより一回り大きくなった気がする。小雨が降りだしてきた。梅雨の合間の小さなランチドライブになった。