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ウクライナ戦争の停戦へ向けて、南アフリカらアフリカ7か国が仲介へ動いていることが報じられている。ウクライナ・ロシア双方の態度からして前途は多難だが、こうした動きが出てきたことそれ自体が貴重だと思う。平和が実現することを願いつつ、その動きに注目したい。 7か国の中心になっている南アフリカといえば、つい最近NHKBSで放映された2本の映画ー『遠い夜明け』と『インビクタス 負けざる者たち』ーはどちらも南アフリカを舞台に実話に基づいた作品であった。 『遠い夜明け』(リチャード・アッテンボロウ監督、1987年、英)は、タイトルから覗われるようにアパルトヘイト(人種隔離政策)がまだ続いていたとき作られた映画(アパルトヘイト廃止は1991年)であり、それを告発する。 『インビクタス 負けざる者たち』(クリント・イーストウッド監督、2010年、米)ではアパルトヘイト廃止後に大統領に就任したネルソン・マンデラが主人公。名優モーガン・フーリマンが演じたマンデラ大統領は魅力的だったが、エンターティメント的要素が強い。最近また話題になっている『ショック・ドクトリン』(ナオミ・クライン著)が一章を充てて報告した同国における新自由主義の席捲(上巻10章〔鎖につながれた民主主義の誕生〕)をあの作品から窺い知ることはできない。 つまり今の南アフリカも格差の拡大とかの困難な問題を抱えており、それはアフリカ社会全体がそうだろう。しかし、そうであっても、長年にわたる闘いでアパルトヘイトを打ち破り、また植民地支配に抗してきた国々である。このあいだ広島に集まったG7首脳たちより、こちらに理性の声を酔流亭は聞く。G7の国々とは、日本がそうであったように植民地支配を行なった側であり、アパルトヘイトに目をつむった側ではないか。 広島へはG7によって「招かれる」側だったブラジルのルラ大統領の発言にも共感したことは先月23日の更新記事に書いた。 なお『ショック・ドクトリン』が「最近また話題」と先述したのはNHKEテレ『100分de名著』が今月はこの本を採り上げているからだ。酔流亭は録画をセットしてあるのだけれど、まだ一回も視ていない。
by suiryutei
| 2023-06-18 09:31
| ニュース・評論
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