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![]() 「おきなわ」豊里友行写真展、感じてください、ウチナーを「戦争が見える島」の想い 豊里友行氏は、俳人であり写真家である。一九七六年生まれ。これまで一八冊の写真集を出版した。今回の写真展では、『沖縄戦の戦争遺品』(二〇二一年四月初版)、『沖縄とどう向き合うか』(二二年三月)、『沖縄に生きる』(二三年二月)のおきなわ三部作から選りすぐった写真を展示する。 豊里氏が最初に触れた沖縄戦は、父方のお祖母(おばあ)が、長男の遺影に涙するのを見て、幼いながらこころを痛めたことだった。おばあの教えてくれた「戦争はいけない」という思い(ウムイ)が写真家の原点になっている。県民の四人に一人が命を落とした沖縄戦、なぜ沖縄戦で死ななければならなかったのか。「沖縄戦の戦火を赤子だった母の命を守ってくぐりぬけた祖父母がいたから、今、私は生きている。血潮のバトンを、祖父母らの戦争体験の話から受け継ぎ、沖縄戦を体験していない世代なりにそれに向き合わなければいけないと考えている」(『沖縄とどう向き合うか』の「あとがき」から) 「沖縄戦の戦争遺品」は、日本が行った戦争を今に伝える。遺骨収集活動のなかで、国吉勇さんが掘り起こした一〇万点を超える遺留品のうち、六一点。「撮影する上で重視してきたのは、戦没者一人ひとりの生きてきた証や痕跡を浮かび上がらせることだった」(「あとがき」から)。写真集を一ページずつ見ていると、遺品は、わが意を得たりとばかりにおのれの存在を主張して、陣地壕やガマでどのようにふるまったか、どのように兵士や住民のもとで過ごしたかをしゃべりはじめるようだ。 『安保三文書』によって、平和憲法の理念も「専守防衛」の原則も破棄された。二〇二七年までに臨戦体制が整う。四三兆円の軍事費はそのために使われる。軍事勢力は、米国の対中戦略に乗じて、琉球弧を軍事要塞と化した。ふたたび沖縄を戦争の最前線にさらす。さらに、いざ戦争となれば日本全土が戦火にまみれることになる。軍事化に抗して、いま何をなすべきか? 写真展が何かのきっかけを作れたらと思う。一人でも多くの方たちのご来場を!!(大舘まゆみ) (新聞『思想運動』7月1日号掲載記事を転載) ![]() ![]() ![]()
by suiryutei
| 2023-07-09 09:49
| ニュース・評論
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