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ついさっき、NHK朝のニュースの中の気象情報で「関東の県境周辺で突風被害・・」と流れるのを聴いた。 「県境周辺」という表現はこれまで気象情報ではあまり使われてこなかったように思う。つまり利根川流域ということだろう。関東地方の一都六県のうち、東京都と神奈川県の境となるのは多摩川だが、放送局は東京を中心としてものを見るのに慣れているから、多摩川を指して「県境」とは言わない。 いっぽう利根川は、昨日も書いたように千葉県と茨城県の境を流れている(果ては銚子で太平洋に注ぐ)し、上流のほうは埼玉・茨城・栃木・群馬のそれぞれ県境をなしている。さきほどのTV気象情報では突風被害として埼玉県幸手市の映像が出ていた。 坂東太郎の雄大な流れ、すなわち大変な分量の水が、酔流亭は理系オンチなので詳しいことは知らないのだけれど、高温によって水蒸気がどうこうなってさまざまな気象現象を引き起こすのだろう。23年前の6月、わが我孫子市から成田市のあたり(つまり利根川中流域の千葉県側)にソフトボールくらいのでかさの雹(ひょう)が降ったことがある。昼間なのに空が真っ暗になった。降っていた時間は10分間もなかったと記憶するが、その年は秋になっても銀杏がまったく黄葉しなかったし、翌年春の桜も咲かなかった。 今年も暑い夏になりそうだ。ところが30年前の1993年は記録的な冷夏だった。そんなことを思い出すのは、その年の山口瞳の日記をときどきパラパラと開いているからである。『週刊新潮』に連載されたエッセイ『男性自身』は、著者が60歳を過ぎてからの6年間は日記体で書かれており、その最後の一年が1993年だった。 10月21日の日付には、こう書かれている。 「老いるというのはどういうことか自分が老人になってみないとわからないが、それは要するに足腰が弱ってくることだと理解する。友人たちにそれが多いし、僕もそうだ。老朽年限にきているということだろう。」 このとき山口はあと二週間ほどで67歳になるというところ。酔流亭はいま68歳である。わかるなあ。 不忍池の蓮です。
by suiryutei
| 2023-07-12 10:04
| 身辺雑記・自然
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