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35℃を超す猛暑が何日もずっと続いているから、もうとっくに8月になっているような気になってしまうが、今日まではまだ7月なのであった。この先まだ長いなあ。 さて去年まで購読していた朝日新聞だと朝刊の最終面がTV番組表になっていたけれど、いま購読している東京新聞ではTV番組表は真ん中のページであって、最終面はこんな具合の紙面になっている。写真は一昨日、29日のものだ。 沖縄の<ひめゆり学徒隊>を描いた映画にかつて出演した二人の俳優が対談している。香川京子と吉永小百合である。 2人とも好きな女優さんだ。香川さんが出演した『ひめゆりの塔』(今井正監督、1953年公開)は観ていないが、吉永さんの『あゝひめゆりの塔』(舛田利雄監督、1968年公開)は3年くらい前だったかな、いつものNHKBSでの放映(平日午後1時~)で視た。 対談の終わりのほうで、香川京子さんがこう述べているのにドキリとしたので書き留めておきたい。 「戦争がすぐそこまで来ている感じで、怖いですね。最近では<敵>という言葉をよく聞きますが、その敵ってどこなんだろう、と思いますし、敵を決めてしまったら、やっぱり戦争をすることになるんじゃないでしょうか。・・」 そのとおりだ。<敵基地攻撃能力>なんて気軽に言うな。 明日から8月だ。 「毎年、8月は遠い敗戦を思う月である。6日の広島、9日の長崎、15日の降伏と続く10日間、われわれは昭和20年の惨めな日々を思い起こさずにいられない。」 上に引いたのは、大岡昇平が戦後40年、1985年の夏に書きつけた言葉だ(朝日新聞8月15日朝刊『悪夢の構図から目を覚まそう』)。文章のタイトルから察せられるように、こう書き出してから、大岡は戦後日本の状況を痛言するのだが、今その全文を引く時間はない。大岡の死後に出た『昭和末』という本(岩波書店)に全文が収録されている。 第二次世界大戦が終わって10年たった1955年に生まれた酔流亭は、1945年を「思い起こす」ことはできないけれど、戦争の悲惨に思いを馳せることはできるし、そうすることはいよいよ大事だと思う。
by suiryutei
| 2023-07-31 08:43
| 映画・TV
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