新人事制度 大阪での報告①~③
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全米運輸労組(チームスターズ)はストライキを構えて米国物流最大手のUPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)と交渉した結果、パート労働者の賃金をこれから5年間で平均48%賃上げするなどの成果を勝ち取ったという。下に貼り付けるのは日本共産党機関紙〔赤旗〕の電子版の6月19日更新記事。この報道のあと会社との労働協約交渉で暫定合意に至ったと7月25日に発表された。8月1日から実施が予定されていたストは回避された。 配送車へのエアコン設置なども重要な要求項目であったというから、全米運輸労組には宅配便で働く労働者が結集しているのだろう。労組員の半数以上はパートタイム労働者だという。さて酔流亭は昨日の午前、このニュースについて仲間うちで議論するためのメモなんか書いていた。 ・・・いま高揚を見せ始めたアメリカ労働運動の主役はパート労働者であることがわかる。1930年代、ルーズベルト政権のニューディール政策下という有利な状況で、また自らの闘いによってニューディールの進歩的側面を引き出しもしつつ、アメリカの労働組合運動は「離陸」=大きな成長を遂げた。GM(ゼネラルモータース)労働者によるシットダウン・ストライキ(職場の中での座り込み)がその突破口となったように、主力は製造業のフルタイム労働者だった。今日のアメリカ(のみならず日本を含むいわゆる「先進国」)では製造業が衰退して生産労働者の数は減っている。全米運輸労組にしても、その組合員たちが従事する物流業は製造業ではなくサービス業だ。製造業のフルタイム労働者が主体という従来のイメージでは事態を捉えられない。・・・ まあ、こんな具合に知ったふうなこと書いていたわけです。 その最中、ラジオから映画『追憶』の主題曲のメロディが流れてきた。『追憶』はバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード共演による1973年のアメリカ映画だ。主題曲は歌手でもあるバーブラ・ストライサンドが歌った。昨日のラジオでは映画のサウンドトラックではなく、ピアノのソロ演奏で流れた。『小原孝の弾き語りフォーユー』という番組である。 月曜から木曜まで、午前10時半から20分間だけのこの番組では古今のよく知られた曲をピアニストの小原孝氏がソロで弾く。割と好きなラジオ番組で、酔流亭はその時間家にいれば大抵聴いている。 それにしても、ニューディールがどうのこうのと書いているときにたまたまこのメロディがラジオから流れてきたことが、酔流亭としては面白かったのである。『追憶』は、ニューディールの時代からストーリーが始まるからだ。ヒロインのケイティはアメリカ共産党の熱心な活動家だが、ニューディールを進めたルーズベルト大統領も尊敬していて、彼女の部屋にはスターリンとともにルーズベルトの写真も貼ってある。そうして戦後の赤狩りの時代を、ロバート・レッドフォード扮するノンポリのハベルとケイテイはくぐっていく。 何度でも観たい映画だ。
by suiryutei
| 2023-09-06 09:15
| 音楽
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