新人事制度 大阪での報告①~③
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下の写真、酔流亭の地元駅のホーム上なのだが、何だかわかるでしょうか? 酔流亭はこの地に引っ越してきたとき、これは安上がりのベンチとばかり思っていた。 ところが違った。この沿線(利根川沿いを走るJR成田線)から都心に野菜などを行商に行く女性たちが、電車が来るまでのあいだ背に負った荷物を載せておくための台なのである。ほとんどが高齢のそうした女性たちを以前はよく見かけた。下に貼り付ける過去記事はかれこれ10年近く前、2014年1月に書いたものだ。行商の女性たちは成田線では今世紀に入ってどんどん減っていったけれど、10年前のそのときはまだ一人だけお元気であった。今はどうであろうか。 こんなポスターがいま駅の掲示板に貼ってある。 上のポスターに描かれた絵のように女性たちが背負った籠には、野菜のほか搗いたばかりの餅なども入っており、重さは40㎏もあったそうだ。 ところで、地元駅の話題が出たついでに。 今年になって、駅から時計が消えた。ホームからも駅の改札口からも撤去されてしまった。 酔流亭など腕時計はしないし、スマホは外出のときは背負ったバッグに入れてあるので時刻を確認するためいちいち取り出すのは面倒。だから、駅の時計はありがたかったのだが。 すると、つい先週、朝日新聞朝刊にこんな記事が載っていたのを読んだ。 時刻表が撤去され、時計も消えた駅があちこちで相次いでいるというのだ。わが地元駅だけのことではなかったのだな。わが地元では、時刻表はまだ残っていたと思う(今度電車に乗るとき確認しよう)。経費削減のため設備の見直しを図っているそうだが、世知辛いことだ。
by suiryutei
| 2023-10-10 08:03
| 身辺雑記・自然
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Comments(8)
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おはよう御座います 1990年代職場が日本橋だった頃朝千葉県からと思われる行商の高齢女性を見かけました。
名古屋あたりでは新型コロナ感染拡大の頃からホームに時刻表ありません。
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拝啓。お元気ですか。
中野重治の転向小説「小説の書けぬ小説家」の後半部分に新宿駅の雑踏のなかで時計台を見ながら、風雪に耐えて時を知らせるその姿に主人公が思わず感慨を漏らす場面があったような気がするのですが、どうでしょう。 あれは擬人化された「党」でもあったのでしょうか。また「むらぎも」のなかにも行商の農婦が描かれていたようにも記憶しているのですが。 PS 土門拳と中野のコーヒー談義も面白かったですよ。
星の王子様さん、コメントありがとうございます。名古屋のほうではコロナ拡大のころからですか。早かったですね。わが地元駅では、なにしろ上りも下りも昼間は30分に一本くらいしか走らないから、時刻表がなくては慣れない人は戸惑ってしまうでしょう。
牧子さん、コメントありがとうございます。中野のその二つの小説、その箇所をさがしてみます。「党」の擬人化、なるほどなあ。
中野は当時コーヒー豆を焙烙で炒ったと書いてありますから、本格の淹れ方をしたんですね。戦後まだそう経っていない時期のようですから、家庭ではインスタントコーヒーもまだ普及していなかったでしょうね。でも、だからコーヒーを飲もうとしたら本格にやらざるをえなかったということでしょうが。 ![]() ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
鍵コメさん、いま「小説の書けぬ小説家」を読み通してみたのですが、当該箇所は見つかりませんでした。あの作品を書いたころ同じようなテーマ(転向)で中野はいくつか書いていますから、あるいは他の作品?
「むらぎも」は長いですから、じっくり探してみます。 ![]()
酔流亭さん、ごめんなさい。
中野重治「空想家とシナリオ」でした。主人公車善六が新宿駅構内を歩いて、誰もこの時計を歌にしたことがない、とつぶやく後半のシーンでした。
そうでしたか。
了解です。
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