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午前4時半、外に出る。まだ夜明け前だ。満天の星である。🌕は29日だというから、月はもう相当に丸くなっているはずだが、見上げた限りでは見当たらなかった。 朝刊では、ガザの情勢を伝える記事にやはりまず目が行ってしまう。国連のグテーレス事務総長が述べたことは当たり前のことではないか。 「(7日のハマスの奇襲は)何もないところから起きた事態ではないと認識することも重要だ。」 「我々がガザで目撃している明確な国際人道法違反に深く憂慮している。」 ところが、それにイスラエルは猛反発、事務総長の辞任を要求し、国連関係者へのビザ発給を拒否した。 イスラエルは連日これだけ人を殺しておいて、いつまで一方的な被害者のつもりでいるのか。 一年間購読してきた東京新聞を先月でやめて、また朝日新聞を読み出している。昨日の夕刊に『被差別部落に生まれて』(黒川みどり著、岩波書店)が紹介されていた。石川一雄さんへの著者の聴き取りに「語り手と聞き手の思いが詰まった一冊」とあるのは酔流亭も同感だ。「静かな反響を呼んでいる」とも記事に書いてある。 『被差別部落に生まれて』については、友人の添田直人さんが『伝送便』に書評を書いてくれた。その書評は〔かがり火WEB〕にも転載されたので、そのウェブ記事を貼り付けておきます。
by suiryutei
| 2023-10-26 06:54
| ニュース・評論
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Comments(2)
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黒川みどりさんがこの本を書いたのは「私にとっての狭山闘争である」といっているのですが
私は、早稲田における狭山闘争の存在が大きいと思っています。 最近、樋田毅さんが早稲田の本を出しました。 黒川さんはおっしゃっていませんが樋田さんの本(『彼は早稲田で死んだ』)に影響を受けていると思います。いまこそこの本を出さねばならないと思ったはずです。 狭山の本は、鎌田慧さんの『狭山事件の真実』が定番とされています。 私も無実をよく記述している点で、すぐれていると思っています。とてもいい本です。 しかし難点があって、 部落民自身の司法、警察権力にたいする大衆的実力糾弾を否定しています。 部落解放同盟と闘う市民、労働組合、学生との結びつきが、無罪判決に悪影響を与えているように誘導しています。 それを新左翼批判という形で、69年澤山らの中核派戦同の浦和地裁占拠への悪罵、 解放派の74年、東京高裁長官室占拠への全否定をしています。 これを、部落差別の助長とまでひどいことを述べています。 ところが黒川さんの本は、狭山闘争の当時の解放同盟機関紙「解放新聞」の記事にもとづいて、 70年代、80年代の石川さんのアピールを多く引用して、 間接的ですが、鎌田さんの本をその点で評価を覆しているのです。 差別によって抑圧されたものはそのまま抑圧されているのでは絶対になくて、 部落に生まれたことすら知らなかった石川さんを目覚めさせ、それに呼応して、全国から石川さんを救おうと駆け付けた無数の部落大衆のエネルギーのすばらしさを肌身で感じて、ともに闘い、拡大していく歴史が狭山闘争だったのです。 黒川さんの本はそれを再評価しています。 私ははじめて狭山闘争の集会場に行ったときに、部落解放同盟の司会者が、万余の参加者に向かって、「全国の兄弟姉妹のみなさん」とマイクで話した時の身体の振るえるような感覚を忘れることができません。
2
墨田のカッパさん、コメントありがとうございます。
初めて狭山闘争の集会場に行ったときの「身体の震えるような感覚」、私にも憶えがあります。私の場合は日比谷野音の隣りに当時あった小公園でした。
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