新人事制度 大阪での報告①~③
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『伝送便』誌の11月号が昨日完成した。同号への寄稿を転写します。 『伝送便』は郵政労働者の交流誌で、記事も労働現場からの報告が中心だが、パレスチナでいま行なわれているジェノサイト(共同社会や民族を滅ぼすほどの大量殺害)に対しては、雑誌の性格がどうであろうと、止めさせるために声を上げなくてはならない。 イスラエル大使館へは地下鉄有楽町線の麴町駅からが近い。一〇月二一日の朝一〇時、同大使館へ向かう数十名の人びとの中に私もいた。もちろんガザへの攻撃に抗議し、それをやめさせるためだ。全国一般東京東部労組などで構成する〔労組反戦行動実行委員会〕が呼びかけた。 ところが、この角を曲がって行った先が大使館だというところで警察隊に道を塞がれた。私たちよりも多い人数の警官が立ちはだかって柵を引き、私たちを先に進ませない。平和的な抗議行動に対する異常で過剰な規制だ。これが今の日本の姿なのだろうか。 私たちはその場で、警察に抗議しつつ、「イスラエルはガザへの攻撃、虐殺をやめよ!」というアピール行動を開始した。次々とマイクを握った人たち誰もが訴えたように、イスラエル軍に封鎖され空爆を受け続けているガザはいま地獄のような状態だろう。水も食糧も薬品もない。電気は止まる。死者が増え続けている。 同時に、この稿を書いている時点(一〇月二二日)でイスラエル軍が軍事侵攻にまだ出ていないのは、それをするなという声が世界にひろがっているからだ。この声が弱まるようなことがあれば虐殺はさらに桁外れなものとなる。そんな事態を許すのかどうか、世界がいま問われているのである。本号が読まれる一一月初めにはどうなっているか、考えると胸が苦しくなってくるが、ともかく攻撃をするな・虐殺をするなという声を大きくしよう、上げ続けよう。 ![]() さて八〇年前、一九四三年の一〇月二一日は学徒動員の壮行会(出陣式)が行なわれた日である。七七校二万五〇〇〇人の学生が土砂降りのなか神宮球場を行進した。そのうちの少なからぬ人びと(正確な数はわかっていない)が戦死した。ベトナム戦争さなかの一九六六年の同月同日に総評がベトナム反戦ストを行なった(四八単産約二一一万人が参加)のはそれに由来し、以来<国際反戦デー>と呼ばれる。 今年の一〇月二一日は秋晴れであったけれど、きな臭い。琉球弧の島々への自衛隊基地建設、ミサイル配備がここ数年急ピッチで進んだからだ。琉球弧とは奄美大島から沖縄本島、先島、台湾に至る島々。その先端の台湾での「有事」を勝手に想定して日米やら日米韓やら、あるいはオーストラリアやらも加えて軍事訓練がくり返されている。隣国との友好関係を目指すのではなく、昨年暮れ出された「安保三文書」―国家安全保障戦略・国家防衛戦略・防衛力整備計画―は戦争をどう戦うかという議論ばかりだ。 午後二時から<東アジアに平和を!琉球弧の島々を戦場にするな!新宿アクション>にも参加した。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックを中心に五二団体六三個人の賛同で呼びかけられ、約二七〇人が新宿の街をデモ。「まえ『伝送便』の読者でした」という方にデモ隊列の中で声をかけられたのも嬉しかった。背負ったバッグに一〇月号が入っていたので差し上げた。 ![]()
by suiryutei
| 2023-11-01 05:33
| ニュース・評論
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