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3日(金曜)の祝日の午前にNHKBSプレミアムで放映された『ジュディ虹の彼方に』を、いくら仕事をリタイアした年金生活者といえ朝の貴重な2時間をTVの前にずっと座っているわけにはいかないので、録画しておいて昨日の午後に視た。 2019年、イギリス・アメリカ合作。ルパート・クールド監督。題名の通り、ジュディ・ガーランドの伝記映画である。47歳の若さで亡くなった晩年の日々に、『オズの魔法使い』でブレークする娘時代が交錯する。『オズの‥』のヒロインであるドロシーは痩せた娘なので、子役のジュディは食事を制限され、太らないよう投薬される。それが祟って生涯薬物中毒に苦しんだ様子が覗える。なお『オズの魔法使い』の映画が作られたのは1939年。大恐慌下での米国の農民闘争が反映しているらしいという話をたしかデヴィット・グレーバー『負債論』で読んだ気がするけれど、記憶が曖昧なのでここでは深入りしない。 ジュディを熱演したレネー・ゼルウィガーという女優さんは初めて見る名前。この演技で第92回アカデミー賞主演女優賞を獲得した。酔流亭は新しい映画は滅多に観ないから、今世紀になってから作られた映画に出てくる役者さんなんて知らない人ばかりだ。 ところが、映画の初めのほうでライザ・ミネリが出てきた。もちろんライザその人ではなく、若いころのライザ・ミネリと容貌・雰囲気が似た若い女優さんがライザに扮しているのである。 母親のジュディ・ガーランドは、まだ幼い娘と息子を別れた夫のところで寝かせて、芸能人が集まっているパーティの場に出てくる。その場にいたライザ・ミネリは、ジュディがもっと前に別れた夫との間の娘(ジュディ・ガーランドは生涯に5回結婚している)。大スターだった過去を食いつぶすような日々を送る母を気遣うが、スターの道を歩き始めている娘に対して母は虚勢を張る。 ライザ・ミネリが出てくるのはその一場面だけだ。酔流亭は高校三年生のときライザが主演した映画『キャバレー』(1972年)を観た。あのころ映画をロードショー公開で観るなんてことは滅多になかったから、よく覚えている。ライザが大スターだったジュディ・ガーランドと映画監督ヴィンセント・ミネリの間の娘だというのも、そのとき知った。 さて映画の邦題(原題は『Judy』)にも使われている楽曲『虹の彼方に』は、映画の最後に歌われる。その約3分間の場面のためにそれまでの2時間があったような見事なラストシーンである。 今朝の公園。雨が上がったばかりだけれど、虹はかからなかった。
by suiryutei
| 2023-11-06 09:08
| 映画・TV
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