師走の蕎麦屋で : 酔流亭日乗

師走の蕎麦屋で

昨日の午後、上野の山を歩くと、こんな看板が立っている。

師走も、はや半分終わってしまった。お寺さんでは新年を迎える準備が進んでいるようだ。

かつて郵便局で働いていた頃の同僚たちと神田〔まつや〕の前で待ち合わせる。午後3時、午後の休憩をとらず遠しでやっている蕎麦屋では一番空いている時間帯だ。〔にじよじ〕というのが蕎麦屋酒にいい時間（午後2時ー4時）だと言っていたのは、江戸の文化・風俗を愛した故・杉浦日名子（2005年没）である。

われわれは4人。まだ働いている人もいるが、正規雇用としての定年は過ぎているからフルタイムではない。各自近況報告をしながら、軽く飲む。大飲みはしないのが〔にじよじ〕の酒だ。

外はまだ明るいのに、店内はじき満席になっていった。師走の蕎麦屋には独特の活気がある。なお〔まつや〕では19日から23日まで柚子切蕎麦を打つ。毎年、冬至前後だけに供される蕎麦だ。

われわれは昨日は蕎麦がきなんかをたのしんだ。

上の写真、蕎麦がきが木の葉状に練ってあるが、昨日は4人で食べやすいように小さく切って湯に浮かべてくれた。塗り物の湯桶や薬味入れがいい感じでせう。

そのあと近所の喫茶〔ショパン〕でコーヒーを飲んで散会。まあ、いつものコースだ。

by suiryutei | 2023-12-16 09:10 | 酒・蕎麦・食関係 | Comments(2)

Commented at 2023-12-20 17:45

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

Commented by suiryutei

at 2023-12-21 00:30

鍵コメさん、かなり並んでいるでしょうね。じつは私、15時前に行って30分並びました。