八代亜紀が唄う『ジョニー（ジャニー）ギター』 : 酔流亭日乗

八代亜紀が唄う『ジョニー（ジャニー）ギター』

一昨日の土曜日は、夜は高円寺の居酒屋〔明神丸〕で愉しく飲んだことは昨日の更新記事に書いた。

昼は在宅していた。昼食をすませて自室にこもり、FMラジオを点けると、NHKでは午後0時半から2時まで八代亜紀の特集である。

いつもなら「昼間から演歌は聴かなくてもいいよな」と、CDに替えるところだが、この著名歌手は去年暮れ（12月30日）に亡くなったばかり。追悼の気持ちが湧いてきて聴く気になった。

それに『舟歌』とか、この人の持ち歌のいくつかは好きである。酔流亭は酒を燗でいただくときはぬるめではなく熱くしてもらうのを好むけれど。ぬる燗ではゆっくり飲んでいると徳利の中は常温に戻ってしまうではないか。

特集の終わり近く（最後から2番目）にかかったのは『ジョニーギター』であった。演歌ではなく洋楽だが、この人は演歌でメジャーになる前はジャズを唄っていたと友人のフェイスブックで読んだ。

この八代版『ジョニーギター』がじつによかったのである。聴き惚れた。

でも八代さんも「ジョニー」ではなく「ジャニー」と唄ってますね。そもそも本家のペギー・リーがそう唄っているのだから、それが自然かもしれないが。

しかし、前にも書いたけれど、この歌は映画『大砂塵』（ニコラス・レイ監督、1954年）の主題歌であり、歌の題名は映画に登場する流れ者のギター弾きジョニーから来ている。映画では彼は「ジャニー」ではなく「ジョニー」と呼ばれていた。

そこで、なぜジャニーギターなのかというのが、TVのほうのNHK（BS放送）で『大砂塵』放映を視て以来の酔流亭の疑問である。まあ、たいした問題ではないのだが。

「ジョニー」はなぜ「ジャニー」になってしまうかをグーグル検索してみた。

すると、英国では「ジョニー」、米国では「ジャニー」と発声するという回答が出てきた。事実はそうだとして、「なぜそうなのか」の答えにはなっていない。

自分で発声してみると、「ジョニー」より「ジャニー」のほうが声が出やすいとは思う。

酔流亭は音楽とそれから英語の発音についてはまったく不案内だから深追いはしないでおこう。

※関連して

※この『雑談』の結びでもこの件を蒸し返しています。

by suiryutei | 2024-01-29 08:56 | 音楽 | Comments(2)

Commented by 星の王子様 at 2024-01-29 11:10

マイケル、ミッシェル、ミカエル　みたいなものでしょうか。スコッチはジョニ黒、ジャニー喜多川という人がいましたね。
日本橋は東京はにほんばし、大阪はにっぽんばし。地域によっていろいろありますね。

Commented by suiryutei

at 2024-01-29 12:03

星の王子様さん、コメントありがとうございます。
たしかにスコッチウイスキーの銘柄ではジョニー・ウォーカーと言いますね。わが家は黒ではなく安いほうのジョニ赤を買いますが。
高橋真梨子の歌に『ジョニーへの伝言』というのがあったのを思い出しました。