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知人・Sさんの居宅に伺った。しかし、今年90歳になるSさんはそこにはもう居ない。体力が弱ってきたので最近施設に移られた。 そこで、膨大な蔵書は古本屋に処分してもらうから、その前に好きな本を持って行っていいというご家族の好意であった。 洋間の壁の一面は天井までの本棚になっている。Sさんは10年ほど前、酔流亭を労働者文学会に誘ってくださった人。労働者文学会の先輩の著書が混じる棚もあった。 中野重治は全集が揃っている。やっぱりねぇ。 労文と共に『伝送便』の先輩でもある増田勇さんにこんな著作があるとは知らなかった。1996年の刊行で、そのころ増田さんは全逓労組静岡南支部の支部長である。本の題名には、労使協調路線へと変節していく労組への批判が込められているのだろう。頂いてきたので、後日ゆっくり読もう。 そのほか、花田清輝、佐多稲子、服部之総、武井昭夫らの著作を頂いた。大佛次郎『パリ燃ゆ』はパリコミューンを描いた記録文学。20代のころ朝日選書全4冊の1冊目だけ読んで、その先をいつか読みたいと思いながら、今なかなか手に入らない。箱入りの中巻と下巻を頂く。 本の森に分け入った貴重な一日であった。訪ねたのは4人。辞したあと遅めのランチを摂る。松戸市の郊外である。
by suiryutei
| 2024-02-05 08:45
| 文学・書評
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