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一昨日(17日)の更新記事で目取真俊氏の評論集『ヤンバルの深き森と海より』(影書房、2020年刊)にちょっと触れた。 それは読み終えて、氏のもっと前の時評集『沖縄/草の声・根の意思』(世織書房、2001年刊)をめくっていたら、こんな記述が目に留まった。 「・・・市内の書店に行くと、一番長く足を止めているのが漫画雑誌のコーナーだ。最近は『ビックコミック』の<スピリッツ>や<オリジナル>、『ヤングジャンプ』『ヤングマガジン』などをもっぱら立ち読みしている。・・・」 (254ページ) あの目取真氏が本屋で漫画雑誌を立ち読みしている図を想像すると、なんとなく微笑ましいではないか。その記述がある文章(『沖縄のエネルギー 「県産本」』)は2000年に書かれており(角川書店〔本の旅人〕2000年12月掲載)、氏の略歴を見ると2003年まで県立高校で国語の教師をしているから、生徒たちが日ごろ読んでいる漫画に目を通しておきたいという動機もあったろうが、その記述の前後を読むと当人もかなり漫画をお好きだったふうだ。 そういえば酔流亭もその頃(2000年前後)『ビックコミック』なんてよく読んだものだ。『美味しんぼ』が連載されていたのはたしか<スピリッツ>であった。買うことも立ち読みもしなかったが、職場の同僚がよく休息室に持ってきてくれた。 ところで、目取真さんの記述によると沖縄では週刊誌の販売が<本土>より一週間遅れだという。だから目取真さんがときどき<本土>に行ったときそちらで漫画雑誌を読んでしまうと、沖縄に帰ったら本屋に並んでいるのはすでに読んだ号である。本屋ではまず漫画雑誌を立ち読みしてから一般書籍が並ぶところに向かう習慣がついているから、その過程が飛ぶと「何かウォーミング・アップをしないでマウンドに上がったようで、今いち調子がのらない」そうだ。 やっぱり本当に漫画が好きなんだね。 酔流亭が郵便局で働いていた頃、那覇空港に飛ぶコンテナに荷物を積み込む作業に就くことはよくあった。もう退職して8年経つからはっきりとは憶えていないけれど、たしかに漫画雑誌がコンテナ搭載の荷物の中にあった記憶はあまり無い。新聞関係なら真っ先に航空便で送るのだが。 航空コンテナに搭載しないとなると、長距離トラック便で鹿児島まで送り、海上輸送で沖縄に向かう。すると一週遅れになってしまう。現在はどうなっているだろうか。 なお、現在といえば、こんにちの目取真氏は辺野古基地建設に反対してカヌーによる海上抗議行動に出たりキャンプシュワブのゲート前に座り込む日々だ。氏のブログを読まれたい。漫画の立ち読みどころか本屋に立ち寄る暇もないだろう。
by suiryutei
| 2024-02-19 08:10
| 文学・書評
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Comments(3)
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拝啓。労文の選考作業に、HOWSの発表準備に、と忙しそうですね。でも、ありがたいことですよ。
ところで、早稲田の学園紛争を描いた「ゲバルトの杜」という映画が上映されるそうですね。見たら感想を聞かせてください。
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