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昨日(20日)の朝日新聞朝刊文化欄に歌人の俵万智さんの文章が載った。 91歳になるお父上が腸閉塞の入院がきっかけで要介護5になったという。腸は治ったものの、三か月の入院のあいだに足や喉の筋肉が衰えてしまった。 その文章を書いた後、お父上は他界したと〔追記〕されている。 ご両親は仲がよかった(お母上は健在)し、俵さんのご子息は人の気持ちがわかる好青年に成長したようだ(子どもだった頃の彼に触れた俵さんの文章は過去何度か目にしている)。そういうことが覗われる文章である。歌人らしく、最後にはこんな短歌を添えてある。 妻の名の隠されているパスワードもう一度打ってほしい父の手 お父上は生前、ネットで毎日囲碁の対戦を楽しんでいたそうだ。 さて酔流亭がこの文章に惹かれたのは、酔流亭も腸閉塞での入院を経験しているからでもある。 最初の入院は2年半前だった。腸閉塞の中でもS状結腸が捻じれるというのが酔流亭の症状。腸捻転というやつである。そのときは手術はせず、内視鏡による整復治療ですませたが、捻じれやすい体質で再発の可能性が高いから手術してS状結腸を切除することも考えたほうがいいと医師に言われた。高齢になるほど手術は大変になる、とも。そのとき酔流亭は67歳であった。 案の定再発した。それで大きな病院で切除手術を受けたのが一年前のことである。 俵さんの文章では入院とだけ書かれていて、お父上がどんな治療を受けたかはわからない。入院が三か月に及んだとなると手術を受けたのだろうか。 酔流亭の去年の入院期間は12泊13日である。順調にいけば、腸閉塞の手術入院はそれが標準だ。俵さんのお父上は90代になっていたのだから、やはり色々大変であったろうと推測する。ただ、入院で腸は治ったと俵さんは書いているから、死因は腸閉塞ではない(老衰であろうか)。 もちろん存じ上げない方だが、同じ病気を体験した者としてご冥福を祈る。
by suiryutei
| 2024-02-21 08:06
| 文学・書評
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