歯ぎしりする春 ～『伝送便』3月号編集後記

明け方、午前5時40分ごろ、けっこう揺れた。いま地震速報をネットでみると最大震度4だという。震源地は千葉県東方沖というから、銚子港の先ということだろうか。今や日本列島全体が揺れにかかっている感じだ。こんな島に原発なんか作るなよ、動かすなよ。

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さて『伝送便』誌3月号が完成した。

昨夜は『伝送便』の編集会議を終え、居酒屋にも寄って、小雨が降り出すなか酔って帰宅。すると【いてんぜ通信】の2024春号も家に届いていた。

『伝送便』も【いてんぜ通信】もどちらも発行日付は3月1日。今日である。

両誌に書いた文章を順に転写していきます。まず今日は『伝送便』の〔編集後記〕から。文中イスラエルの「ジェノサイド」と書くところ間違って「ジェノサイト」になっています。このブログでは修正して転写します。また「ガザでイスラエルが行なっているジェノサイドによって死者は現在三万人近くにのぼる」と書きましたが、今日の朝刊では3万人を超えたとあります。実態はもっと多いでしょう。恐ろしい増え方です。一刻も早くジェノサイドを止めなくては。

　今年はうるう年では二九日まであるとはいえ、それでも二月は他の月より短い。しかも六年前からは二三日が天皇誕生日という＜祝日＞である。それが今年は金曜日だったから二三～二五日と下旬に三連休が入った。印刷会社も休む。月刊誌の編集者はどこも大わらわだったはずだ。わが『伝送便』もまた然り。他の月より日取りが早い初校の時点では原稿が揃いきっていない。スマホを使ってあちこち催促し、ともかく校正作業を終えて居酒屋に場所を移して飲んでいると催促にいくつか応答があってホッとする。そんなふうにして今号も完成した。

　ガザでイスラエルが行なっているジェノサイドによって死者は現在三万人近くにのぼる。ロシアがウクライナに侵攻を始めて二年。一方で世界の経済は成長しているという。取り残された日本も成長はしなくとも大企業の収益は空前だ。戦争→軍需増→株価高騰か。そんな世の中はおかしいと歯ぎしりする春だ。（つ）

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