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先ほど初回の放送があったばかりのNHK新朝ドラ『虎に翼』は、戦後すぐの1946年、どこかの河原で若い女性が感極まったように新聞紙面を見つめている場面から始まった。 その若い女性がドラマのヒロイン(演じるのは伊藤沙莉)、彼女が手にした新聞には、公布されたばかりの日本国憲法の条文が載っている。ナレーション(尾野真千子)がその第14条をゆっくり読み上げる。「すべて国民は、法の下にあって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。・・・」 ドラマはそのあと戦前にさかのぼっていく。朝ドラというのはたいてい序盤の1~2週間はヒロインは子役であり、それから主演女優に切り替わるというパターンだが、今回は初回から伊藤沙莉が出ずっぱりのようだ。女学生が法律を学び、旧憲法下で格闘しつつ、日本における女性弁護士の草分けとなっていく姿がこのさき半年間描かれていくのだろう。 護憲派をもって任ずる酔流亭としては、憲法が冒頭から登場したことに好感を持った。それに伊藤沙莉は好きな女優さんである。2017年の朝ドラ『ひよっこ』では、米屋の娘ヨネコ(米子)を演じて、インパクトがあった。1960年代の東京で、有村架純のヒロインら地方から集団就職の娘たちと好対照の役柄。そういえば米屋が街から姿を消したのはいつごろだったろう。1960年代の東京にはまだあったし、しかも米屋とか味噌屋といえば商店街の顔役であった。 なお上に貼った憲法14条の条文は井上ひさし・樋口陽一『「日本国憲法」を読み直す』(講談社文庫、1997年刊)から撮った。14条のところでページが切れているので見づらいことご容赦を。小説家と憲法学者は高校(仙台第一高校)の同級生であり、一学年上には菅原文太がいたというのも、この本で知ったと記憶する。
by suiryutei
| 2024-04-01 09:20
| 映画・TV
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