新人事制度 大阪での報告①~③
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床屋にかかった。 昨日の午後1時過ぎ。ちょうど客足が切れたところらしく、待たずにすぐ鏡の前の椅子に座ることができた。 「いちばん短く刈れるバリカンで坊主刈りに」してもらう。 40年配くらいの(酔流亭から見れば)若い男性理髪師がバリカンを使った後、もう少し年配の女性理容師に替わって、洗髪と髭剃りをしてくれる。髭は、今月1日の労働者文学賞表彰式兼合評会に出席して以来剃っていなかったから、ずいぶん伸びていた。 先に洗髪と書いたけれど、「いちばん短く刈れるバリカンで坊主刈りに」したばかりだと<髪を洗う>というより頭皮をゴシゴシ洗ってもらうという感じになる。 そういう一連の作業のあいだ、理髪師と客とは、天候の話題あたりから始まって、世間話めいたことをするのが普通である。 で、その女性理髪師とも、 「本当にいつまでも暑いね」 「蝉の鳴き音が油蝉からツクツクホーシに替わってきましたね」 「あれが鳴けばそろそろ夏も終わりだ」 なんて言葉を交わしてから、どう話が転がったか、理髪師が 「北朝鮮の金正恩って、最近娘ばかり連れてますね」 なんて言い出した。 「夫人はあまり見せないんですよ」 へええ、そうだったかな、と酔流亭は思いつつ 「妹さんはよく見るね」 と返した。共和国のスポークスウーマンみたいなこともやる金与正女史のことである。 すると、 「ああ、あのひどい・・」 と、あたかも相手が魔物みたいな言い方をする。 話がこんなほうに転がっていっては、こちらもどう応答したらいいか困る。 「マスコミは、好意を持っていない国の人のことは悪い印象を持つように映し出すものだからね」 曖昧に返したのだが、 「へええ、そうなんですか」 あんまり納得していないようであった。世間話はそこで途切れた。 さて今日の朝日新聞朝刊に中国のいわゆるパンダ外交の歴史をふり返る記事が載っている。中国が海外にパンダを初めて贈ったのは1941年、アメリカへであったそうだ。 抗日戦争へのアメリカの支援を取り付ける外交の一つであった。日本による中国侵略が不当なのであり、中国が支援を世界に要請するのは当然のことである。 パンダの米への寄贈に働いたのは宋美齢(蒋介石夫人)であった。朝日新聞初め、当時の日本のマスメディアは宋美齢を「アメリカのご機嫌とりをしている」とこきおろした。 そういえば、この案件に絡んでのことかどうかわからないが、斎藤茂吉も当時、宋美齢を悪しざまに罵る短歌を詠んでいる。こんな見苦しい歌だ。 宋美齢夫人よ汝が閨房の手管と国際の大事とを混同するな 茂吉ほど知性も詩心もゆたかな人であってさえ、敵対国の政府要人の縁者ことに女性に対しては頭に血がのぼるものらしい。 そんな轍を踏まぬようにしたいものだ。
by suiryutei
| 2024-09-11 09:00
| 身辺雑記・自然
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