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昨日の朝5時すこし前、目を覚ましてラジオを点けるとNHK〔ラジオ深夜便〕の放送が終わる直前である。この番組は前夜午後11時過ぎから日付をまたいで午前5時までの放送。11月なかばの午前5時は、まだ暗い。 番組終了前、翌日の放送の内容予告がある。午前4時台の「明日への言葉」という時間帯は<石橋湛山を世界へ>という表題で、湛山の著作の英訳に取り組んでいる人が話をするという。 さて困った。石橋湛山なら興味がある。しかし、午前4時なんて起きられるかしらん。 けれども気になると寝ていられないもので、今朝は3時過ぎに目が覚めてしまった。そのまま起きて、午前4時05分から45分ごろまでラジオを聴く。 石橋湛山について話をされたのはリチャード・ダイクという米国の方であった。1945年、カリフォルニア州出身。1965年に留学生として日本に来て、京都大学で松尾尊充に教えを受けたという。松尾尊充教授は岩波文庫『石橋湛山評論集』などの編集者でもある。湛山のことは同教授から聞いて興味を持ったようだ。しかしダイク氏は学者というよりはビジネスマンで、これまでホンダの工場の米国誘致などに尽力してきたらしい。湛山に対しても自由貿易を大事とした市場経済論に一番惹かれているようであった。湛山の主要論説を英訳して、来年ハーバード大学から出版するそうである。 酔流亭は市場経済にはあまり関心がないけれど、石橋湛山は好きである。12年ほど前、新聞『思想運動』のコラムに湛山のことを書いたことがある。ビジネスマンのダイク氏とは違い、これは左翼からの湛山論のつもりである。 さて今朝早起きして嬉しいのは、6年近く前の更新記事に未知の方からのコメントが入っていたことだ。労働者文学会の先輩であった故・平田文夫さんを知る人からのものだ。 平田さんが遺した労作『ジャガーノート通信』はその年(2019年)の春先、労働者文学会の三上広昭さんたちの尽力で冊子となって刊行された。その〔解題〕を書かせていただいたことは酔流亭にとってやりがいのある仕事であった。
by suiryutei
| 2024-11-14 05:41
| 文学・書評
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