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昨日、12月13日は、日中戦争さなかの1937年、中国国民党政府の首都・南京を日本軍が攻略した日付だった。そのとき日本軍兵士による中国住民虐殺が行われたことはよく知られている。 そういう日付が近かったからであろうか、11日の夜、このブログの過去記事のコメント欄に妙な書き込みがあった。それに酔流亭が気づいて公開し、あわせて応答もしたのは翌12日の朝である。 その過去記事(一昨年の11月7日にUPした記事)を下に貼り付けますから、興味のある方はコメント欄まで目を通してください。 あの無礼な書き込み(コメント)にあれ以上応答する必要はないと思うが、南京虐殺についての酔流亭の考えは述べておきたい。このテーマは20年前にも書いているので、その2004年更新記事の全文を再掲しておきます。 3日の朝は泊まり勤務明けで、上野から常磐線快速に乗って帰宅した。午前7時をまわったところで、上りでは通勤客を満載してきた車両も下りはガラガラである。その通勤客が読み捨てたのだろう、産経新聞が開いたまま座席に置かれていた。 手にとって見ると、『正論』と題するコラムに拓殖大学教授・藤岡信勝氏(歴史学)が寄稿している。そこで氏は、南京虐殺事件についての写真は捏造されたものばかりであること、南京事件を取り上げて休載に追い込まれた漫画『国が燃える』(本宮ひろ志・週刊『ヤング・ジャンプ』連載)も捏造写真をもとに事件を描いているとして、「社会的責任のある作家までもがナイーブに旧敵国のプロパガンダを信じ込んでいる我が国の実状」を痛憤している。 南京虐殺についての写真が捏造であるか否かを検証することは今の酔流亭にはできないから、この点は藤岡氏の言うとおりだとしよう。奇妙なのは、写真が捏造であると証明できさえすれば南京虐殺もまた存在しなかったと藤岡氏が思い込んでいるらしいことである。 酔流亭の素人考えを述べてみる。加害者である日本軍が自己の非道の証拠となる写真を残すことは考えづらい。被害者である中国人に撮影を許すこともありえまい。そもそも1930年代の中国民衆の家庭にどれだけカメラが普及していたか。「生撮り」写真が手に入りづらいのは当たり前だろう。 虐殺から辛くも生き残った中国の人々の証言は山ほどあるし、「俺は何人斬った」という「自慢話」も含めて日本人の証言も限りなくある。それらには一切答えられずに、「写真は捏造だ」という一点だけしか主張できないところに「虐殺は無かった」と言い張る人たちの論拠の乏しさがむしろ浮き彫りになると思う。 藤岡氏は自分の無邪気(?)な思い込みを裏返して漫画の作者・本宮ひろ志にもあてはめ、本宮が一枚の写真だけから南京虐殺を信じ込んだかのように書いている。酔流亭も休載前のあの漫画を時々読んでいたが、中国への侵略に突っ走る昭和はじめの日本をかなり的確に描いていた。そうした大陸への膨張の先に、あの南京の悲劇は起きたのである。写真一枚が消えれば無くなるような事件ではない。 藤岡氏は日本人が「極悪非道な民族として非難のターゲットとなっている」ことを憂えているようだが、こういう藤岡氏の言動こそが日本人の恥を世界に晒していると酔流亭には思われる。 (2004年12月5日更新) 上の写真は高校時代の恩師、綿引弘先生の著書『世界史の散歩路』(聖文社刊)から(329ページ)。南京事件研究の第一人者である笠原十九司氏と綿引先生は東京教育大学(現・筑波大学)の学生のころからの親友である。
by suiryutei
| 2024-12-14 05:02
| ニュース・評論
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