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昨日(10日)の午後NHKBSで放映された『大いなる西部』をまた視てしまった。ウィリアム・ワイラー監督、1958年。何度視ても、やっぱりいい映画だと思う。 この映画のことは何度も書いている。たとえば、これ。去年6月15日の更新記事だ。 上に貼り付けた記事にすこし補筆したい。映画のストーリーを紹介するところで、こう書いている。 タイトルのとおり映画の舞台は19世紀後半、アメリカ合州国西部の大草原だ。ジーン・シモンズのヒロインは町で教師をしている。水源に恵まれた土地を祖父から相続した。近隣には、カウボーイを何十人も雇う二人の大牧場主がいて、この二人は犬猿の仲である。牧畜に水は欠かせない。どちらも水源のある土地を売ってくれとヒロインに強請っている。しかし、どちらかに譲ってしまえば水源を独占して、もう片方を干上がらせてしまうだろう。そこでヒロインは祖父の遺言を守って土地を手放さず、両方に公平に水源を利用させてきた。そこへグレゴリー・ペック演じる主人公が登場するところから映画は始まる。 <近隣には、カウボーイを何十人も雇う二人の大牧場主がいて、この二人は犬猿の仲である。> と書いたが、説明不足であった。たしかに2人の大牧場主が張り合っているのだが、一方のテリル家が豪壮な邸宅を構え、町の富裕層とも親密なのに対して、他方のヘネシー家は谷あいの粗末な家屋に家族と牧童たちが暮らしている。両家には明らかに階層差があり、ヘネシーの一党をテリルはケダモノ呼ばわりして人間扱いしない。今も続くガザへのジェノサイドを開始するときイスラエル政府の高官たちがハマースを「人間ではなく野獣だ」と決めつけたのが思い出される。この映画には先住民は登場しないが、その土地に前から暮らしていた人々を追い立て虐殺していった上に自分たちの「私的所有権」を手前勝手に打ち立てていった植民者の論理と心理がテリルの言動を通じて透けて見える。現実にアメリカ合州国やイスラエル政府の行動様式がそれだ。これはヘネシーの一家が先住民だということではなく、彼らもまた西部への植民者だろう。しかし、敵対する相手を人間扱いしないテリルの態度にそれをより強く感じる。 グレゴリー・ペックとジーン・シモンズが扮する男女の主人公は、そうした暴力に抗いながら信頼を深めていく。そこが視る者の心をうつのである。 ※関連して
by suiryutei
| 2025-01-11 08:23
| 映画・TV
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