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新人事制度 大阪での報告①~③
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今日になってずいぶん涼しくなったけれど、昨日は暑かった。台風が通過したあとだから、しょうがないか。 朝、勤務が明け、夜また出勤という日にあたっていたから、この暑さはこたえた。 午前8時過ぎに帰宅し、ビールを飲みながら朝食を摂る。TVの朝のワイドショー番組で、各党の論客による討論会が始まった。 「新党日本」の荒井ナニガシという議員(あの、参院で民営化法案に反対した人)はスタジオに来れず、移動中の新幹線から電話で討論に参加している。ところが、彼が話している最中に、自民党の代表がキレた。山本一太という若い議員である。 「電話なんかじゃなく、スタジオに出て来い。こっちは命がけでやっているんだ。命をかけているんだぞ」云々。大声でわめき出す。 戦前、「万世一系」の天皇の下で「昭和維新」にのぼせ上がった青年将校なんてのも、こんなタイプだったんだろうか。しかし今は戦後60年たった「平和な」世の中である。仰々しいこと、おびただしい。 ところが、「郵政民営化して職員を減らしても、もともと独立採算でやっているんだから、国の財政赤字とは関係ない」と野党に指摘されての山本氏および公明党代表の反論というのが、「民営化すれば税金を取れる」というものであった。 山本氏が命をかけている「改革」の本丸であるところの「郵政民営化」の中身が、「そうなれば税を取れる」程度のことであるとするなら、ほとんど笑い話の領域である。民営化の暁には、民営郵便局からせいぜい税を取り立てればよろしいけれど、780兆円の国の大赤字の前に、そんなのがなんぼになるのかね。真面目に口角泡を立てれば立てるほど、話は矮小になっていく。目の前の現実を見たくなさに、ママゴト遊びをやっているにひとしい。 そんな議論を聞かされて、朝から食傷した酔流亭は、10時頃には寝床に入った。しかし正午前に目が覚めてしまう。気温がぐんぐん上昇してきたことと、それに宣伝カーだ。各党のクルマがマイクで演説しながら走り回っている。 前夜が徹夜で、昼間2時間の睡眠で今日も一晩働きづめか、と思うと、さすがに憂鬱になった。 このところ一緒の勤務が続いている同僚のAさんは来年、定年退職だが、泊り勤務の明け方など、立っているだけでも辛そうで、見ていて気の毒になる。立っているだけでと今書いたけれど、一晩中立ち詰めの力仕事なのである。だから、わずかの休憩時間でも、イスに身体を横たえている。時間が来ると、よろよろと起き出す。 山本一太議員の「命がけ」が、どれほどのものかは知らない。しかし、郵便に限らず、高齢者や何か持病がある人が深夜労働や変則勤務をやるのは、文字通り「命がけ」になっているのが、現在の我が国の労働環境だろう。「親方日の丸で人が余っている」と詰られる郵便局でさえ、今の深夜勤務制が導入されてから(去年2月)、何人もの在職死亡が出ているのである。「民間はもっとリストラが進んでいる」のであれば、どれだけの過労死およびその予備軍が存在していることか。 「郵政民営化」の本当の狙いは、ここから見えてくる。郵便局員から公務員としての身分を奪ってもっとリストラしやすくすれば、それは返す刀で、民間の労働者への一層の労働強化に向かうだろう。日本社会全体のリストラ、富む者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる「格差拡大社会」がすすむ。「郵政民営化は全ての突破口」ということの、ママゴトではない本当の意味は、そこにある。
by suiryutei
| 2005-09-09 18:35
| ニュース・評論
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Comments(4)
そうですね。全面同意です。郵政民営化の本質は組合つぶしです。民間の労働者への一層の労働強化で労働組合を弱体化させ、憲法改悪に反対する声を徹底的に封じ込めます。小泉の狙いはそこにあります。憲法改悪です。戦争教育の徹底です。「改革」という言葉を実に巧みに使って軍事国家への道を歩んでいます。本当にママゴトではありませんね。
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凡さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
たしかに郵政民営化と憲法改悪は連動していますね。それなのに郵政のことしか言わない。民営化で多数をとり、一気に改憲とは、詐欺的手法ですが。
先代が良かれと思って建てた家が老朽化し所々雨漏りがしたり維持費がかかりすぎるからと、ぶっ壊して新しい気密性抜群の新居に建て替えるという。それが小泉純一郎さんの郵政民営化。
良いか悪いか、損か徳か、壊すか温存か、二つに一つ? なんて単純なんでしょう。 やはり純一郎さんの純は単純の純なんですね。 純一郎さんはリノベーション(renovation)という素晴らしい古家活用法を知っているのでしょうか? 古いものには古いなりの利点(時間をかけて淘汰された結果生き残っている箇所)があり、古いが故の腐りがあります。 よい部分を残し、腐った部分を取り除き、リノベーション(改修)すれば、そのその建物は以前以上に性能と価値を向上させることになるのです。 ぶっ壊すだけが改革ではありませんよ、純一郎さん。
戦後日本の歩みは、そんなにひどいものだったかな、と私も思います。すくなくとも、この60年間、日本の軍隊が戦争で人を殺すことはなかった。軍事国家よりは土建国家のほうが、まだマシです。
もちろん土建国家には様々な腐敗が生じます。それは正していかなくてはいけない。「よい部分を残し、腐った部分を取り除き・・」の知恵が必要なところ。 ところで、この春、京都で古民家を活用した素敵な蕎麦屋さんに出会ったのですが、古い町家って、いいですね。こういう知恵を政治家も持ってほしいところです。
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