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昨日の朝日新聞【歌壇】の冒頭にこんな歌が載っていた。 2首目、3首目もガザやウクライナの状況を詠んで心に残るものだが、今朝は1首目の(我孫子市)松村幸一さんの歌に触れたい。改めて書き写そう。 露の世に百歳までも永らえて愉しかりけり露の世さよなら <露の世さよなら>とあるように、作者は去年12月30日に亡くなられた。選者の高野公彦氏の〔評〕を読むと、遺詠となったこの歌は、ご子息が代筆して送られてきたということだ。 酔流亭も我孫子市に住んでいるので、【歌壇】にしばしば載る故人の歌は目に留めてきた。いちばん印象に残っているのは2021年9月17日の【歌壇】に載った歌だ。 柿好きの子規にはいつも早過ぎる子規の忌日がまためぐり来る 9月17日はちょうど正岡子規の命日であり、しかもその年の9月17日は【歌壇】が掲載される日曜であった。 その歌が格別印象に残っているのは、そのころ酔流亭は体調不良で不安な日を過ごしていたからだ。3日後の20日には病院に駆け込み、腸閉塞という診断を受けて19日間の入院生活を送った。 自分の体調がよくなかったので、病気と縁が切れず早世した正岡子規が普段より身近に思えたものか。 35歳で亡くなった子規に対し、我孫子の歌人、松村幸一さんは自ら詠まれたように「百歳までも永らえ」た。同じ市内在住といっても面識はなかったが、ご冥福を祈る。 ※雑誌『労働者文学』No.90(2021年12月30日発行)に酔流亭が寄せた『腸が捻じれた話』という文章の冒頭に松村さんが子規を詠んだ歌を引用してある。下に貼り付けた過去記事に『腸が捻じれた話』の全文が写してあります。
by suiryutei
| 2025-02-17 09:12
| 文学・書評
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