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昨日の午後、NHKBSで『日本のいちばん長い日』という映画(岡本喜八監督、1967年)を視てから玄関に出ると、朝からの雨に雪が混じっている。我孫子市では前日21℃まで上がった気温は、そのとき(午後3時半過ぎ)1℃である。アップダウンの激しいことだ。 ところで『日本のいちばん長い日』というのは奇妙な映画であった。ときの首相だった鈴木貫太郎とか陸軍大臣の阿南惟幾とか海軍大臣の米内光政とか、実在した人物が登場する(鈴木は笠智衆、阿南は三船敏郎、米内は山村聡が扮していた。そうそうたる顔ぶれだ)から史実に忠実に作品化しているのかと思ったら、どうもそうではない。映画では、1945年の8月14日から15日にかけて、ポツダム宣言受託→無条件降伏を肯んじない陸軍将校たちが決起、機関銃をぶっ放すわ、宮内庁(当時は宮内府か?)に乱入して例の「玉音放送」録音レコードを捜して荒らしまわるわで、宮城にも押し寄せる。反乱成就の一歩手前まで行く。 こんな史実は無いだろう。あるいは多少の動揺があったのを誇大粉飾している。これは敢えて言えば日本軍国主義の自慰映画ではなかろうか。日本帝国の政治家たち軍人たちは戦時中「一億火の玉」とか「総玉砕」とか吹きまくり、じじつ沖縄には地上戦を強いて兵士ではない住民も含めて20万人以上をも死なせた。ところが敵が「本土」に迫ると自分たちはテもなく降伏してしまう。これではあまりに格好がつかないので、こういう反乱もどきを映画の中だけで夢想したのである。 閑話休題。まだ暖かかった先週の某日、畏友・Iさんを誘って神田〔まつや〕で飲んだ。〔まつや〕にはかまぼことかわさび芋とか焼き海苔といった江戸蕎麦屋定番の肴があってどれも旨いが、冷やし豆腐という一品もあって、これが燗の酒とよく合う。つまり冷やっこです。薬味は葱と生姜と茗荷。 それから焼き鳥も食べた。鶏肉が美味いのはもちろんだが、一本まるまるの葱の白い部分つまり根深(ねぶか)にあたるところを四つ切にして添えてある、その葱がまた美味い。 豆腐をアテにして飲む酒の旨さを教えてくれたのもIさんである。
by suiryutei
| 2025-03-04 08:58
| 酒・蕎麦・食関係
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