春のカミナリ

朝食を摂っているときゴロゴロゴロと物凄い音を立ててカミナリが鳴った。カミナリ自体は珍しくもなんともないけれど、その音を聴きながら朝食を摂るというのは、あまり無い気がする。なお昨日食パンを買ったばかりなのでまだ柔らかいから、今朝はトーストにはせずにキャベツの千切りとコンビーフを焼かないパンで挟んで食す。それに温かなコーヒー。

7時台のNHKニュースは、都心ではその時間アラレが降っていることを伝えていた。北風。真冬に戻ったような寒さである。

さて「春一番」のタイムリミットが近づいている。春分の日までであり、それは明日なのだから。今年は吹かずじまいであろうか。

春一番、今年は吹くのか、もう日にち僅かだぞ : 酔流亭日乗

気候のことと朝食べたもののことしか書かないなんて、永井荷風の晩年の日記みたいになってきたな。酔流亭日乗は『断腸亭日乗』にあやかってだから、それもいいか。

上の写真は『荷風全集』第23巻（岩波書店、1963年刊）の中表紙。この全集のあらかたは年長の知人・Kさんから10年ほど前に贈っていただいた。Kさんは5年前の春先、90歳で永眠された。

午前8時をまわって、ピカピカゴロゴロ、雷はなお盛大だ。