『抗日パルチザン参加者たちの回想記』読書会へのお誘い

酔流亭も参加しますので、呼びかけチラシから引用します。

　私たちはおととしの５月から『抗日パルチザン参加者たちの回想記』（朝鮮労働党出版社刊，鈴木武訳）を読んできました。この本は，1930～40年代，日本の侵略に抵抗した朝鮮人民による抗日武装闘争の回想記です。
　全264話のなかから各自が選んだ回想記について報告し，参加者と討議を重ね，折りに触れて関連する文献を読む回をはさみながら続けてきました。ことしの３月の第８回では，キム・サンテ『ある被抑圧者の手記』をとりあげ，戦前からの在日朝鮮人労働者と日本人労働者との国際主義的な闘いの歴史を学びました。第９回は，ふたたび『抗日パルチザン参加者たちの回想記』に戻ります。
　なぜ，国境のない労働者のなかに排外主義が生まれ，分断されてしまうのか。排外主義を克服するためにはどうすればよいのか。階級と民族との関係はいかにあるべきなのか。
　日常茶飯の，具体的な関係のなかで，加害の歴史を背負う抑圧民族の労働者として，日々の判断を誤ることのない〈見る目，感じる力〉はどうすれば身につけることができるのか。訳者・鈴木武さんが邦訳を始めた半世紀前とくらべて，私たちをとりまく状況と課題は何ひとつ解決していません。それどころか，国際的にも国内的にも状況はむしろ悪くなっています。
　抗日パルチザン闘争と「在日朝鮮人運動と日本人民の堕落」，そのなかで連帯をめざして試行錯誤した少数の先人の闘いを知り，学ぶことは，私たち自身の生きる糧です。労働者に国境はありません。ともに読み，考え，話し合いましょう。

• 6月8日（日）午後1時15分～4時半
• 東京・赤羽北区民センター（JR北赤羽駅徒歩1分）第1和室
• 参加費　500円（要予約）
• 主催　前田年昭　電話080-5075-6869
  　　　　　　　　tmaeda1966516@gmail.com

※詳しくはこちらのサイトを

web悍　繙蟠録

　13:30～15:00　報 告　田代ゆき（新聞組版労働者）　/討 議
　　〈オン署長〉が選んだ道　第５巻第21話　チェ・ヒョン
　　キム・イルソン同志の教えを掲げて　第８巻第９話　ユン・テホン
　15:00～16:30　報 告　前田年昭（組版労働者）　/討 議
　　全てを革命偉業に捧げて　第11巻第15話　リュ・ギョンフィ
　　革命的出版物―〈三・一月刊〉　第10巻第８話　キム・ギョンソク