汚れ仕事

ドイツ首相は正直ではあるのだろう。

だが、ドイツの政治指導者の口から＜汚れ仕事＞なんて言葉を聴くと、この国（ドイツ）の歴史を思わざるをえない。かつて1930～40年代、ナチス政権下のドイツはスラブ民族奴隷化・共産主義ソビエト殲滅・ユダヤ人皆殺しという汚れ仕事を買って出たのではなかったか。他の主要国はその汚れ仕事をやらせておけとばかり黙認した（1938年ミュンヘン会談におけるイギリス・フランスの対独姿勢）。

こんにち、アメリカにいたっては黙認どころかイスラエルに最新兵器を提供し、さらには共同で軍事介入することすらちらつかせている。ハメネイを「今は殺害しない」というトランプの口吻なんてまるでゴロツキのそれだ。

＜我々＞＝G7ってゴロツキの集まりか。

その一員であることにはしゃぐ日本も恥ずかしい限りだ。