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昨日の夜、夕食を摂りながらTVを点けると、TBS『報道特集』のその夜の特集の二つ目は<アイヌ兵と沖縄戦>というものであった。毎週土曜放送のこのニュース番組はいつも特集を二つ組むようであり、昨夜の特集の一番目は政局が混迷する一方で母子家庭などの困窮化が進む実態を取り上げていたが、TVのスイッチを点けたときはその一番目の特集は終わりに近かった。 二番目の特集によれば、沖縄戦の犠牲者数を出身地別にみると、現地の沖縄についで死者が多いのは北海道だという。その中にはアイヌ民族の人びともいた。今年、アイヌの人びとが沖縄を訪ね、沖縄の人びとと共に20年ぶりに慰霊の集いが開かれた。 ウィルタにも言及されていた。ウィルタはアイヌとは違うが、やはり北方の少数民族である。去年の労働者文学賞の応募作に、戦争に駆り出された或るウィルタ人の戦後を小説に描いた作品があったのを思い出した。去年の応募作の中で酔流亭には一番印象に残った作品である。佳作を受賞した。酔流亭個人の意見としては、佳作ではなく文学賞入選でよかったと思っているのだが。 酔流亭執筆<選評>の中でこの作品に触れた箇所だけコピーしておく。 『ウィルタ』原田憲一 応募作中で一番惹かれた作品です。ウィルタとはサハリン(樺太)を主な居住地域とする少数民族で、ウィキペディアで見たところ人口は近年(1989年~2010年)の数字でロシア295人、ウクライナ959人、日本20人となっています。第二次世界大戦中は、樺太では国境を跨いでソ連と日本の両方の領域に居住していた。そこに目を着けた日本陸軍はソ連軍の動きを探る活動に従事させます。諜報活動ですから苛烈で危険な仕事であったに違いない。この作品の主人公もそうでした。ところが、命がけの軍務に就かせながら、戦後の日本はウィルタの人びとを切り捨てます。日本人ではないからと軍人恩給も支給されません。戦前からウィルタには戸籍も与えられていなかったのです。主人公は極寒のシベリアの収容所での辛い抑留から復員して網走で働くようになります。食堂の娘との恋が潰されたことにも象徴的な戦後日本の非情さが胸を衝きました。事実を詳しく取材しての創作と思われます。少数民族の扱いにそれぞれ差をつけて分断をはかるのが植民地主義の手口。日本人すべてが知っておかなくてはならないことを小説として書いてくれた貴重な作品です。 労働者文学賞2024小説部門、評論・ルポ部門の酔流亭執筆「選評」 : 酔流亭日乗 さて『報道特集』も終わって、時刻はじきに午後7時を回った。外からドン、ドドンという音が聴こえてくる。 始まったのだ。昨夜は手賀沼で花火大会が開催されたのである。 その音につられて、連れ合いと一緒に外へ出た。 同じ我孫子市内といっても、花火大会の我孫子市側会場である手賀沼公園と我が家とではだいぶ距離がある。渋滞が無くても車を走らせて10分くらい離れている。なお、いま我孫子市側会場と書いたのは、花火大会は手賀沼の対岸にあたる柏市との共催になっているからだ。 それくらい離れていると、低く上がった花火は見えない。しかし、時折ヒュルヒュルヒュルと高く上がって大輪に拡がる花火が打ち上げられる。それは充分たのしめた。ちょっと間を置いて打ち上げ音がドン! また花火が見えなくとも、腹にズンと響いてくる打ち上げ音を聴いているだけで花火の気分は出るものだ。居酒屋の定番メニューに<板わさ>というのがある。蒲鉾(かまぼこ)は板に盛ってあるし、わさび醤油で食べるから、本体のかまぼことよばず、周辺のもので表記する。 花火大会の夜に、花火は見なくとも音を聴いただけで花火気分を楽しむというのは、それに通じたものがあるように思う。
by suiryutei
| 2025-08-03 09:03
| 身辺雑記・自然
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