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新人事制度 大阪での報告①~③
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このところ夜寝ている間は扇風機を朝までずうっと回しっぱなしであったが、昨夜は3時間のタイマーをセットして寝た。それが午後9時過ぎだから、日付が替わるころ扇風機は止まったはずである。それで明け方、寝苦しいということはなく、今朝5時に起きてパソコンを開くと画面に我孫子市のその時刻の温度23℃と表示された。夜明け頃25℃を下回ったのは久しぶりであるように思う。 こうして秋が少しずつ近づいてくる・・と思いたいところだ。しかし、TV天気予報によれば暑さはまたぶり返してくるらしく、来週初めの関東南部は最高気温36℃なんて予想が出ている。 さて今日8月15日は敗戦からちょうど80年だ。切りのいい数字ではある。敗戦の1945年から今日までの80年間を二つ折りにしてみると、折れ点は敗戦40年の1985年になる。その日のことは酔流亭は割とよく憶えている。 酔流亭は30歳。東京駅の丸の内南口の真ん前にある東京中央郵便局で働いていた。泊まり勤務明けで局舎の3階にある食堂に行くと、労組青年部の仲間の1人が今から集会に参加するので行ってくると言う。敗戦の日にかかわる何かの集会があったのだろう。酔流亭は夜通しの仕事の後だったから、その集会には行かず、彼を見送って帰宅した。 ここから先は記憶がやや曖昧。そのころ酔流亭は市川市にある独身寮に入居していた。そちらに向かったはずである。寮では新聞の定期購読はしていなかったので、朝刊は東京駅のキオスクで買ったのだと思う。8.15に合わせて、大岡昇平の寄稿がその紙面に載っていた。・・いや、それは朝刊ではなく夕刊の紙面だったかな。このあたりは、前述したように記憶が曖昧である。ただ、40年前の8月15日に大岡の文章を新聞紙面で読んだことは間違いない。40年前と今日との中間点である20年前(2005年)8月15日の更新記事にそのことを書いているのだ。 今朝も上に貼り付けた20年前の更新記事を読んでいたら、さらに20年さかのぼって40年前の今日のことがうっすらと思い出されてきたのである。もっとも本人は思い出したつもりでも、別のときの記憶も紛れ込んでいるかもしれないけど。 酔流亭の記憶の正確・不正確はともかく、40年前に朝日新聞に載った大岡昇平の文章はいま読んでもいいものである。20年前の更新記事で引用してあるところをまた写そう。 ・・・戦後40年たって、日本人はエコノミック・アニマルと言われ、中国、韓国、フィリピン、東南アジアに、企業が資本、技術輸出という別の形の収奪をなしとげている。今日のわれらの消費生活の豊かさは、それら収奪の上に築かれる、という同じ形が現れているのを、あの時意識しなかったように、今も意識しない。 戦後40年、靖国神社の公式参拝は実現し、英霊は鎮まるであろう。そこで再び国のために命を奉げる若者を創り出さなければならない。ヨーロッパや東南アジアの経済摩擦と公害輸出には、それらの国々の為政者や知識階級の抵抗がはじまっている。防衛費1パーセント枠を早くはずして、軍事的威嚇を加えよう。われらの核の傘なるアメリカとの摩擦だけを避ければよい。最も豊かで賢明なアメリカの同盟国となって、戦闘的平和のために貢献しようー戦後40年の悪夢の構図である。早く目をさまそう。ふたたび、みずからそれと知らない大東亜の加害者になるのはよそうではないか。 今日は違ってきているところも、もちろんある。「今日のわれらの消費生活の豊かさ」というのは、それから40年後の今日だいぶ怪しくなってきた。40年前の日本経済は破竹の勢いだったのが、今やはっきり落ち目だ。「防衛費1パーセント枠」はとっくにはずされて、今や5パーセントをアメリカから求められている。しかし、これなどは「最も豊かで賢明なアメリカの同盟国となって、戦闘的平和のために貢献しようー戦後40年の悪夢の構図である」がそのままさらに40年続いてきたことの果てだ。 「早く目をさまそう。ふたたび、みずからそれと知らない大東亜の加害者になるのはよそうではないか。」 上に一部を紹介した大岡昇平の1985年8月15日朝日新聞寄稿『悪夢の構図から目をさまそう』は、大岡の最晩年(1985~1989)の文章を収めた『昭和末』(1989年、岩波書店刊)にも収録されている。 下は今朝の朝日新聞朝刊紙面から。
by suiryutei
| 2025-08-15 09:29
| 文学・書評
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