|
新人事制度 大阪での報告①~③
記事ランキング
最新の記事
タグ
労働(124)
最新のコメント
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2026年 03月 2026年 02月 2026年 01月 2025年 12月 2025年 11月 2025年 10月 2025年 09月 2025年 08月 2025年 07月 2025年 06月 more... ブログジャンル
画像一覧
検索
|
今週はお盆休みをまだひきずっているような気分だし、この暑さでもあるからして、なるべく家にいるようにしている。もっとも明日は会合がひとつ、明後日は『伝送便』の初校があるので、両日とも都内に出かけていくつもり。 大谷翔平選手が大活躍を始めてから、TVのBS放送が大リーグ実況中継をやることが増えた。家にいると、それをつい視てしまう。日本時間でお昼前が、向こう(たとえばロスアンゼルス)では日暮れ頃で、ちょうどナイターが始まる時間帯らしい。昨日と今日は普段よりちょっと早く、9時半から実況中継が始まるが。 それにしても首位争いをしている相手の強豪パドレスに3連勝した前後には「弱い」エンゼルスやロッキーズに手もなくヒネられてしまうのだから、ドジャースって変わったチームである。 この大リーグの試合開始時間というのがけっこうまちまちだ。ナイターの合間にデーゲームも時々挟まるということなのだろう。一昨日もそうだった。試合開始時刻が日本時間で午前5時。だから一昨日は我が家では朝食が終わる頃(午前8時前)試合の決着がついた。パドレスとドジャースの首位攻防戦であって、ドジャースの勝ち。パドレス先発のダルビッシュ投手は悪い内容ではなかったようだが、午前5時から投げていたのでは、さすがに我が家では実況ではそれを視ていない。朝食時間に合わせて試合の終わりのほうだけ視た。 すると一昨日の午前11時過ぎにはドジャースの試合はもう終わっているけれど、いつもの習慣で昼食のときNHKBSについチャンネルを合わせると、『アナザーストーリーズ運命の分岐点』という番組が始まるところである。地上波で夜の時間帯に放送されるのが数日遅れてBSで再放送されるらしい。わが家では普段は視ていない。番組タイトルの「アナザー」は英語のanother。「もう一つの」「別の」「他の」という意味であるそうだから、知られた事物についてのあまり知られていないエピソードを紹介しますよ、というほどの題意であろうか。 ガルシア・マルケスの小説『百年の孤独』が取り上げられていた。 1967年にスペイン語で出版されたこの小説の邦訳が出たのは1972年である。去年文庫版が出たことが大きな話題になったが、それまでに半世紀以上かかった。番組によると「この小説は文庫版が出たら世界が滅ぶ」という<都市伝説>が生まれていたという。 文庫版が出ても、幸い世界はまだ滅んでいない。しかし、どうしてそんな伝説が生まれたか。 72年に邦訳が出たものの、内容について世評は高いのに本の売れ行きはあまりよくなかった。そうだろうと思う。長いし、難解だし、作品の舞台である南米は日本では馴染が薄い。著者マルケスに82年、ノーベル文学賞が贈られたと報じられても状況は変わらない。 さて文庫版というのは、それが出てしまうと単行本はたいてい絶版になってしまうらしい。文庫のほうが安いのだから、わざわざ高い単行本を買う人はいなくなる。 『百年の孤独』の単行本出版に尽力した編集者は、そこで悩んだという。『百年の孤独』はなにしろ難解だから、文庫版が出たところでたいして売れないだろう。長続きしない(絶版になる)のではないか。しかし、文庫版が出ることによって単行本も絶版になる懼れが強い。単行本も文庫版も絶版になってしまえば、この世界的傑作は日本語では読めなくなってしまうのではないか。 それが邦訳されてから文庫版が出るまで半世紀以上かかり、また「文庫版が出ると世界が滅ぶ」という都市伝説が生まれた背景だという。 ところが、蓋を開ければ大売れとなった。 まあ、よかったですね。去年一夏かけて読み込んだ後の更新記事は、これです。とにかく読んだよという報告だけで、内容に突っ込んだ感想にはなっていない。なにしろ難解だから。
by suiryutei
| 2025-08-20 08:01
| 文学・書評
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||