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レイバーネット日本の川柳班編著による『抵抗川柳句集』の紹介を『伝送便』誌9月号に寄稿したので、その全文を写真の下に転写します。『伝送便』9月号は昨日完成し、発送しました。 戦後八〇年、治安維持法一〇〇年を期しての出版だ。 冒頭に『王様は裸だ』という文章を寄せ、 「優れた川柳は、おかしな現実を皮肉や笑いとともに可視化する。思い込みや刷り込みのベールを突き破り、おかしな現実をみんなに気づかせてくれる。」 と、川柳の役割を述べる柳 広司という名前に見覚えがあると思ったら、『南風(まぜ)に乗る』などの小説を書いてきた人である。瀬長亀次郎の生涯を描いていた。近作『アンブレイカブル』では鶴彬(つる・あきら)も登場する。鶴彬(一九〇九-一九三八)は治安維持法違反に問われて二九歳で獄死した川柳作家だ。「手と足をもいだ丸太にしてかへし」はあまりに有名。 しかし、ここでは『抵抗川柳句集』に寄せられた現代の作品をいくつか紹介しておこう。 人道的にやれと黙認ジェノサイド 笑い茸 笑いではなく怒りがこみあげる。作者も怒りを噛みしめて詠んでいるのである。 銃口にひるまぬ民の底力 夜市 去年暮れに韓国で国会に侵入してきた戒厳軍兵士の前に立ちはだかり、銃口をつかんだ女性を詠んだのだろう。こうした闘いを前に「非常戒厳」宣布は六時間で撤回された。 ファシズムをSNSが連れてくる なずな 参政党の進出を予言したか。句集の発行日は七月二〇日で、奇しくも参院選の投開票日と同じであった。 レイバーネット川柳班の句会は毎月開かれていて(会場は『伝送便』事務所も入っている郵政共同センター)、今年四月の会で最高点を得たのは あっそうと加害の歴史をスルーする 為子 であったという。そのときのお題は「天皇」であった。これほどの秀作でもマスメディアなら絶対に載せないだろうね。レイバーネット川柳班の面目躍如である。 嬉しいのは『伝送便』の仲間であり、郵政ユニオン創設からのメンバーであった齋藤明男さんを追悼するために一ページが割かれていることだ。二〇二一年に六七歳で逝去された吉橋登志彦さんの追悼ページと見開きになっている。斎藤さんは一昨年七月一五日に七八歳で逝去。川柳作者としては<すなふきん>という名前でレイバーネット川柳でも常連であった。 六句採られている全てを紹介する。 加害者にならぬ覚悟の九条だ 人柱埋めて造るか辺野古基地 琉球弧盾にするなと盾になる 非正規が真ん中に立つ新労組 古本の山で魂掘り起こす この道を続く人へと茨(いばら)刈る どの句からも齋藤さんの人柄が浮かび上がってくるようだ。 一昨年の七月、齋藤さんの告別式(於 江古田斎場)のとき心の中で詠んだ拙歌をついでに書き加える。川柳で彼を送れればよかったのだが、川柳は不慣れなので三十一文字になってしまった。 秋が立つそれにはすこし早いけど男齋藤いま黄泉へ発つ 頒価七〇〇円。購読申し込みはレイバーネット日本のHPを参照してください。 『抵抗川柳句集』を発行! 柳広司さんの寄稿「王様は裸だ」 | レイバーネット日本・サブチャンネル ![]()
by suiryutei
| 2025-08-30 08:20
| 文学・書評
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