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新人事制度 大阪での報告①~③
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『伝送便』誌10月号に寄稿したもう一つの文章を転写します。文中にも書きましたが、新東京郵便局では去年3人、今年になっても3人の労働者が亡くなっています。異常な事態と言う他ありません。 ![]() 新東京郵便局で八月一八日、またも死亡事故が起きた。一階の大型郵便物を処理する課においてだ。亡くなられたのは六三歳の男性。正規雇用として六〇歳まで働き、そのあと継続再雇用となっていた。以前から心臓に疾患があったとのことだが、長年不規則勤務・深夜労働を行なってきて定年を通過したならば、身体に何かしら疾患を持っていない人はほとんどない。蓄積された疲労にこの夏の猛暑が堪えたのではなかろうか。 倒れる直前まで普通に作業をしていたという。聞いたところでは、熱中症で倒れたと周囲には思われて、保冷剤をあてがわれて台車の上で寝かされた。救急車が呼ばれたが、間に合わず、その日のうちに亡くなった。大動脈解離であったという。身体の中で一番太い大動脈が裂ける。血管が破裂してショック状態になり,体内の血のめぐりが無くなるといった症状が一瞬のうちに起きて、病院にたどり着く前に五〇%が亡くなると言われる。 新東京局における現職死の異常な多さについては、本誌先月号でも原由美子さんが怒りを込めて報告したばかりだ。去年だけで三人が亡くなり、今年に入って三月、六月にも。これで二年たらずの間に六人となった。先月号原さん記事の見出しは「四人が現職死」となっていたが、今年三月に亡くなった正規雇用労働者(五一歳、副部長)が数に入っていないからだ。しかし、原さんも書かれているように、正規・非正規の間でいのちの重さに違いはない。 それにしても、今回救急車が来るまで時間がだいぶかかっていたという声を聞く。これだけ現職死が続いているというのに、会社の安全衛生対応は万全であったのか。新東京局は局内作業が中心なので、いま大きな問題になっている点呼不正(車を運転する前後のアルコールチェックの手抜き)や郵便不配は無いだろう。しかし、猛暑の中の労働や深夜労働は命の危険にかかわるのだという認識を会社はちゃんと持っているのか。労働組合も。 私は一九九〇年の開局時から新東京郵便局で働き、二〇一六年に退職した。自分が働いていた課で一年間に二度の現職死が起きた年があった。折しも郵政民営化がスタートを切った二〇〇七年である。七月に四九歳の非正規雇用Kさん、一一月には五七歳の正規雇用Yさん。Kさんは深夜勤専担で、週に四回、一指定(二八日間)では一六回もの深夜勤に従事していた。扶養家族が何人もいるのに非正規雇用は賃金が安い。他でバイトをすることもあった。Yさんは片道四時間近くかかる遠距離通勤者だった。以前の泊まり勤務なら勤務が明ければその日は「解放」されたのでなんとかなったのが、二〇〇四年に導入された現在の深夜勤は朝終えて夜また出勤というのが連続する。身体がついていけず、亡くなるしばらく前から深夜勤は降りて固定日勤になっていた。Kさんは深夜勤明けにロッカーで倒れて救急車で搬送されて帰らず(クモ膜下出血)、Yさんは休日に自宅で絶命していた(心筋梗塞)のを家族に発見された。 働き過ぎだよとか個人の特殊な事情だとかで片づけてはならないと思う。さまざまな事情を抱えた人が誰でも健康に働けなければならないのだ。 ※関連して もう死なせるな! ~郵便局員過労死家族会発足について『思想運動』紙掲載記事 : 酔流亭日乗 ![]()
by suiryutei
| 2025-10-04 08:01
| ニュース・評論
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