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『伝送便』誌11月号への寄稿を転写します。10月15日に清水早子さん(宮古島在住、琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク)から聴いたことに基づいて書きました。 琉球弧を戦場にするな! ~清水早子さんの話を聴く : 酔流亭日乗 ![]() 沖縄県議会で奇妙な事態が起きている。「自衛隊に対する差別的風潮を改める」よう促す決議が一〇月八日に採択されたというのだ。これは、自衛隊増強・ミサイル配備が急速に進んでいることへの人々の不安・抗議を「自衛隊への差別だ」と捻じ曲げての異論封じではないのか。 決議採択に動いたのは自民党と公明党だ。辺野古基地建設や沖縄の軍事化に反対して中央政府と対峙する玉城デニー知事を支える議員より、自公勢力のほうが沖縄県会では議席が多い。中央では自公の連立解消が決まったのは一〇月一〇日で、沖縄県会でこの決議が通ったのは、その二日前だった。 報道を追っていくと、伏線は九月一九日に防衛省で行なわれた中谷元・防衛大臣の定例記者会見だ。軍備増強に対して沖縄各地で行なわれている市民たちの抗議行動のいくつかを例に挙げ、大臣は「過度な抗議行動、また妨害行為が続いていることに対しまして、私から一言申し上げます」と切り出した。 だが、その例のひとつ、八月六日に起きた宮古島での件はどういうものだったか。自衛隊の新人隊員たち一五人ほどが夜通しの行軍訓練を終えたところに、たまたま市民団体の女性二人が出くわした。夜明け頃、海を望む公営の駐車場においてである。女性の一人がハンドマイクで隊員たちに穏やかに語りかけた。 「きれいな朝日ですね。でも迷彩服と一緒に観るのは残念です。・・」 それに自衛隊指揮官がぶち切れた。 「こっちは許可をとっている。許可をとっているのか、許可をとってこい!」 その一部始終は、もう一人の女性が音声ともども録画してあるからネットで視ることができる。「過度」に逆上して、嘘までついて(ガラガラの公営駐車場で自衛隊員に話しかけるのに誰の許可も必要ない)恫喝したのはどちらかは誰の目にも明らかだ。 こんな事態が沖縄本島の先に位置する島で進んでいるのはなぜか。 一〇年前の「安保法制」成立によって集団的自衛権に踏み込んだ日本は、同盟国アメリカが例えば台湾をめぐって中国と軍事衝突を起こしたら、自動的に加勢して参戦する仕組みになってしまった。しかし、ウクライナでもそうなように、アメリカは自分では全面的に戦いたくはない。だから対中戦争の主役は日本にやらせたい。アメリカは武器だけ売って儲けたいのである。本誌前号で宮古島出身の鈴木登美子さんが書かれたように、そんな事態にはまるのを拒否しよう。自衛隊はミサイル配備・軍備増強をやめろ。 詳しい情報はこちらから。 〔琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク〕http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/ ![]()
by suiryutei
| 2025-11-05 08:16
| ニュース・評論
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