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新人事制度 大阪での報告①~③
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【いてんぜ通信】の2025冬号も届いた。 いつもありがとうございます。 6600字ほどの文章を寄稿しました。一挙掲載では長いので、小見出しごとに区切って3回に分けて転写します。 1975年10月15日から郵便局で働き始めた。最初の職場は、東京駅の丸ノ内南口を出てすぐにある東京中央郵便局だった。ここは現在〔KITTE〕という商業施設に変貌している。 2016年3月31日に退職して現在は隠居の身だが、今年2025年のその日(10月15日)は、私にとって、ちょうど半世紀目の就職記念日にあたった。 しかし、そのことを前日まで忘れていた。10月13日の月曜は祝日(スポーツの日)である。世間では11日の土曜から3連休になる。ふだん都内で暮らす次女が千葉県我孫子市の我が家に来ていた。連れ合いと3人、家族でランチをしようと、市内の鰻屋に出かけた。 初めて暖簾をくぐる店だ。素材にこだわる店主のようで、美味かった。蒲焼きを関東風(蒸して焼く)と関西風(蒸さずに焼く)どちらでも客の望む焼き方で供してくれる。一つのお重に半々ずつ両方の焼き方で載せるのもあり。そのことを翌14日のブログに書くと、旧知のSさんがコメントを寄せてくれた。Sさんは郵便労働者OB仲間で、静岡県在。 静岡はほぼ関東風であるということと、Sさん家では鰻は本当に理由のある<記念日>の贅沢、鰻を食べるには動機が要る、という趣旨のコメントで、私もたしかにそうだと納得した。今回の場合は、次女が久しぶりに来宅したことが動機になった。そうして、記念日といえば就職記念日が翌日に迫っていたことも思い出した。
琉球弧の軍事要塞化を許すな! 我が人生の折り目にあたる日付を忘れていたのは、15日当日は、宮古島で反基地運動に取り組む清水早子さんからお話を聴く会が都内で予定されていて、そちらに気をとられていたからだ。宮古島は沖縄本島から南西に約300キロも先にある離島である。さらにもう300キロ行くと台湾だ。その間に石垣島や西表島や与那国島があって、宮古島と合わせて先島とか南西諸島と呼ばれる。国境の島々である。なお九州の南端から奄美群島、沖縄本島とつたって約1200キロ、台湾まで弧状に連なる島々を琉球弧と総称する。 そんな遠方からはるばる来られるのだから、講演会はなんとしても成功させたい。南西諸島には近年、台湾、大陸中国を睨んでの自衛隊ミサイル配備が急ピッチで進んでいる。戦争に備えての島民避難計画とか輸血用血液製剤の確保・備蓄(将来は米軍と相互運用なんてことになっているとやら)、遺体収容訓練まで行われているという。まるで開戦前夜ではないか。 9月11日から25日まで行われた日米共同の実動演習「レゾリュート・ドラゴン25」には日米から約1万9000人の兵力が参加。与那国島に米軍高機動ロケット砲ハイマース(トラックに積んで発射し、すぐ移動するやつ。ウクライナでの戦争で威力を発揮しているという)、石垣島には米海兵隊無人ミサイル発射機、宮古島の空港からは陸上自衛隊の最新地対艦ミサイル等々が出動した。 仮想敵国たる中国に向かって「来るなら来てみろ」と気炎を吐いた図だ。レゾリュート(resolute)とは「断固たる」とか「確固たる」という意味。断固たるドラゴン。勇ましいけれど、中国から見れば、自分の目と鼻の先でこんな物騒なデモンストレーションを見せつけられては、日本とアメリカこそ戦争を仕掛けてくる気かと思うことだろう。 まして、こんど日本国の首相になった高市早苗氏は札付きの右翼である。はたして自民党総裁に選出された直後の記者会見で靖国神社参拝について問われて、同神社を「平和のお社だ」と言い放った。けれども、1869年の創建以来、日本の軍人と軍属を主に祀ってきた靖国神社が戦争推進のシステムとして機能してきたのは世界の常識である。だから10月15日付朝日新聞朝刊に掲載された、長谷部恭男氏、杉田敦氏との鼎談で歴史学者の加藤陽子氏はこう述べていた。 「平和のお社? それは高市さんの勝手な定義で、国際的にはまったく通用しません。・・日中共同声明や日中平和友好条約締結に向けて、靖国神社というトゲを抜くのに両国がどれほど苦労したか、外交交渉の蓄積への敬意と理解がないですね。」「・・アジアの横っ面を張るようなひどい発言です。」 そんな高市氏の脇でまたまた自民党副総裁に担ぎ出された麻生太郎氏は去年一月「台湾有事の際には日本が潜水艦や軍艦で戦う」と述べた人物である。アメリカも日本も「中国は一つ」(台湾は中国の一部)と認めている。それなのに、こうした言辞を弄するのは悪質な内政干渉であり、戦争挑発行為に他ならない。 清水早子さんが宮古島から遠路来られるのも、離島におけるそんな臨戦下の危険な実態を全国の人々に知ってほしいからであろう。 ![]() 当日の司会を私が担当した。自分の就職半世紀記念どころではないのである。 もっとも司会といっても、開会を宣言するのと講演のあと質疑応答の間を区切るのと、質疑では会場から上がってきた質問票を読み上げるのと、時間が来たら閉会を告げただけである。午後6時半から始まった講演会は清水さんに1時間40分ほど画像を交えて話していただき、15分間の休憩を挟んで40分間弱の質疑応答を行ない、午後9時過ぎに終わった。会場は本郷三丁目のHOWSホール。約40人の参加で満席だった。 宿泊先のホテルに向かう清水さんを見送ってから私が会場を後にしたのは9時半である。帰宅は11時ちょうどだった。 台所で和歌山の地酒〔黒牛〕の一升瓶から蕎麦猪口に冷や酒をトクトクッと注ぐ。盛り切り一杯で七勺くらいであろうか。肴は沢庵。記念日のこういう酒も、またいいものだ。 清水早子さんは関西から1995年に宮古島に移住、教育労働者として働きながら反基地平和運動に取り組んでこられた。中心になって発信しているサイト〔琉球弧の軍事基地化に反対するネットワーク〕http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/は沖縄の状況を知る上でとても参考になる。この秋は東京だけでなく、郡山、仙台、山形、大阪などを講演して回られた。 (つづく) 石破〔80年所感〕をめぐって ~【いてんぜ通信】寄稿② : 酔流亭日乗
by suiryutei
| 2025-12-03 08:04
| 文学・書評
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Comments(2)
静岡県の鰻、静岡市や伊豆半島などは東京寄りの文化で東京スタイルだが浜松は関東風関西風が両方ありますね。
今日は永井荷風が生まれた日。 当地は夜から明日深夜にかけみぞれが降りそうで初雪となるか。積もりはしないようですが気象の世界ではみぞれは雪の範疇日経なります。
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星の王子様さん、コメントありがとうございます。
今日、荷風の誕生日でしたか。知らなかった。ご教示ありがとうございます。 亡くなったのは4月末だというのは、荷風の死については色々な人が書いているので憶えがあったのですが。 こちらも今夜から冷え込みそうです。王子様さんもお身体お大事に過ごされますよう。
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