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新人事制度 大阪での報告①~③
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連れ合いに貸してもらって読んだ。続編と合わせて2冊。 本の中に好きな街が出てくると嬉しいものである。この本の題名にある<森崎書店>とは神田神保町にある古本屋。もちろん架空の存在だが、近くにあるという設定になっている<すぼうる>という喫茶店は、実在する<さぼうる>から名を借りたのであろう。すると<森崎書店>は<さぼうる>の近辺という設定か。 あのあたり、酔流亭も好きだ。この頃よく入る喫茶店は<さぼうる>よりも<ラドリオ>だけれど。<ラドリオ>の斜め向かいにあった<ミロンガ>が以前はいちばんの贔屓であったが、この店は2~3年前に違う場所に引っ越し、店内の雰囲気がすこし変わった。依然としてアルゼンチン・タンゴばかりが流れ、いい店であることは変わりない。<ラドリオ>はシャンソンがかかることが多い。・・こんなふうに、酔流亭だって神保町について語り出すとキリがないですよ。 だから、この街を舞台にしたこの小説はおおいに気に入った。 続編と合わせて2冊からなる物語の終わりのほうで、語り手の貴子さんが武者小路実篤の随筆集を読む場面がある。作者もきっと武者小路が好きで、彼女に手にとらせたのだろう。酔流亭は武者小路実篤が書くものを好むほうではないけれど、それを好む人は心の優しい人であるだろうとは思う。 帯にあるように、この本は世界のあちこちで翻訳出版されてヒットしているという。作中に登場する人たちの優しさに憧れて東京を訪れるインバウンドの人たちが実際に少なくないらしい。現実の今日の日本が排外的で偏狭になってきているのは、去年今年と続いた国政選挙で飛び交った言葉の刺々しさからも覗えるのだが。 そうでない日本にしたいものである。
by suiryutei
| 2026-02-17 08:09
| 文学・書評
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