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昨日の午後は本郷のHOWS講座で長谷川宏さんの話を聴いた。前もって通知されていたテキストは坂口安吾の『白痴』と『堕落論』、梅崎春生の『桜島』である。長谷川さんは『白痴』と『桜島』については、ときにその一節を自ら読み上げながら解説してくださった。 『桜島』を酔流亭は久しぶりに読んだ。1945年の夏、通信員である主人公が坊津から桜島の基地に移動していくところから、この短編小説は始まる。 45年ほど前を思い出す。20代なかばであった酔流亭は、坊津に一泊したことがあるのだ。鹿児島県の南のほうにある静かな漁村である。江戸時代には薩摩藩がやっていた大陸との密貿易の拠点であった。酔流亭が泊まった民宿も、その家屋は密貿易の事務所として使われていたと宿の女主人から聴いた。幕府の間者の目をごまかすため外から見ると平屋建てだが、中に屋根裏部屋があって貿易の帳簿をとった。「間者」と言う時の女主人の強い語調を今も思い出す。 しかし小説の時代である1945年の夏は、圧倒的な米軍が海から迫っていた。いつ上陸してくるかわからない。暗号の解読にあたっていた主人公にも、そのときは死が必至と思われた。 国家が始めた戦争によって強制される死。なんとも理不尽である。そのほんの数か月前には、沖縄では米軍が実際に上陸して、上陸前の空襲や艦砲射撃(いわゆる鉄の暴風)と地上戦での殺戮で島民の四分の一もが命を奪われた。死者数は日米合わせて約20万人以上、沖縄の一般住民の死者は約9万4000人、軍人・軍属のうち沖縄島民の死者数は約2万8000人と言われる。 自分自身がそういう状態に置かれたら、どうなってしまうだろうと思いながらテキストを読んだ。 講座の後、長谷川さんを囲んでの雑談は講演を聴く以上に愉しいだろうな、と思いつつも、懇親会には参加せず、神田へ向かう。新東京郵便局で働いていた頃からの友人たちとの飲み会を、例によって神田まつやで。新年会というには、ずいぶん遅いけれど。 おおいに飲んで、帰宅したのが午後9時過ぎである。TVを点けると、アメリカとイスラエルがイラン攻撃を開始したというニュースをやっている。現代においても戦争がいよいよ身近に迫ってきた。今朝のTVニュースが伝えるところではイラン国民の200人以上が命を落としたという。最高指導者ハメネイ師が殺害されたという情報も。 嫌なニュースが続くが、朝刊をめくっていくと、朝日〔歌壇〕の人気者、松田姉妹のお姉さんのほうの梨子さんが結婚をされるようだ。それを詠んだ松田家の母娘の短歌が並ぶ。お父上は歌を詠まないが、ときどき娘たちに詠まれるね。そういえば先週あたりから、このブログでも松田姉妹を話題にした過去記事にぼちぼちアクセスが来るので、あるいは・・とは思っていたのだ。世の中、悪い話題ばかりではない。〔歌壇〕の読者だれもが祝福しているだろう。
by suiryutei
| 2026-03-01 09:01
| 身辺雑記・自然
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