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先月末に神田まつやで蕎麦屋酒を愉しんだとき、同席したKさんから鎌倉の銘菓〔きざはし〕を頂いたことは一昨日の更新記事に書いた。 やはり同席していたYさんには本を頂いた。Yさんはたいへんな読書家であって、以前、神保町の古書店街でバッタリ顔を合わせたこともある。 著者の名と書籍の題名は知っていても、今まで手が出なかった。今年は一夏かけても読んでみようと思う。 もう一冊。 これも、安藤次男という詩人の名だけは知っていたけれど、その著作は初めて手にとる。「木枕」は<きまくら>と読むのだろう。ネットで調べると、字のとおり木製の枕または箱枕のことである。 芭蕉、蕪村ら江戸期の俳人たちの句を春夏秋冬に分けて蒐集し、一句ごとに解読してくれている。こちらはアーレントの本とは違って、寝る間際にほろ酔い気分でページを開くような読み方が許されそうだ。夜はまだ寒いので、本の順番では最後になる<冬>の部から、ゆっくり眺めていこうと思う。<冬>の冒頭に配されているのは芭蕉の 初しぐれ猿も小蓑をほしげ也 この本で嬉しいのは、まず中扉の画だ。 関保寿の筆だという。山口瞳の紀行文やエッセイによく登場する<ドスト氏>である。頑亭と号した。酔流亭は20年ほど前、八戸の蕎麦の名店〔番丁庵〕を訪れた折り、この人が描いた鯰の画が店内の壁に掛かっているのを見て、何とも言えず懐かしい思いをしたことがある。 懐かしかったのは、関保寿は山口瞳とともに国立市の住人だったからだ。酔流亭は国立市の隣りの国分寺市で生れ育ち、高校まで国立市にある学校に通ったので、国立に対しても我が町のような懐かしさを持つのである。1995年に山口瞳が没してからも、山口より年長のドスト氏は2020年まで生きて101歳の天寿を全うした。 書籍『木枕の垢』でもう一つ嬉しいのは、帯に石川淳の推薦文が付いていること。 石川は好きな文士である。今月発行の〔いてんぜ通信〕26春号に寄稿した『三が日くらゐは‥』なる文章の中で丸谷才一『裏声で歌へ君が代』を論じた折り、石川の随筆『歌う明日のために』にちょっとだけ触れたばかり。
by suiryutei
| 2026-03-09 09:18
| 文学・書評
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