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労働者文学会の会報である〔通信・労働者文学〕の第319号が届いた。作成お疲れさまです。 この号には、会の長老的存在であった篠原貞治さんの訃報が載っている。去年12月2日に94歳で逝去。現役時代は国鉄でSL機関士だった。酔流亭が初めてお会いしたのは12年前、2014年の労働者文学賞受賞作品合評会の場であった。新参者にはきついことを言いたがる人もいるなかで、温顔を絶やさず擁護してくださったのを憶えている。 さて、4月に開催される総会への議案書が載っており、また元旦に更新された【デジタル労働者文学】3号掲載作の合評も載っている。酔流亭が【デジタル労文】に寄せた『労働者が次々死んでいるー新東京郵便局で起きていること』という文章に対しては文芸評論家の志真斗美恵さんが懇切な感想を書いてくださった。 『労働者が次々死んでいるー新東京郵便局で起きていること』の全文は下をクリックしていただければ。 酔流亭は3号への短いコメントを書いた。 上の写真に写っていない後半で、自作への自己批判もしているので、全文を写しておきます。 各ジャンルからバランスよく寄稿されていると思う。ルポルタージュが無かったのは、私も含めて書き手がもはや労働現場にいないこと(文学会会員の高齢化)の反映か。号を重ねていく中で(それが大変なことですが)若い書き手の登場を待ちたい。 稲田恭明さんの時評『「戦後」は終わったのか?』には教えられ、共感した。 「戦後」とは一体なんなのかを問うて、「あの戦争の記憶と結びついた平和志向、ないしは戦争忌避の風潮」であったとする。そうならば(私もそうだと思う)それはもう終わっている。2月8日投票の総選挙の結果をみても、そう言わざるをえない。戦争忌避が当たり前だと思ってきた、私のような者にとって深刻な事態である。そのような事態に立ち至ったのは、戦後の「平和志向」は弱点を孕んでいたからだ。「戦争忌避の風潮」は「実践的な平和主義者」を欠いていた。 高市「台湾有事」発言をめぐる<リベラル>の論調もそう。あの発言は、不用意な失言ではない。対中国の戦争準備が進む中で、出るべくして出てきた。撤回させなければならないけれども、撤回すればよいというものではない。戦争準備そのものを止めなければ。 自作(『労働者が次々死んでいる』)について反省を述べたい。書き出しで自分が飲んだ酒の銘柄まで書いたのは余計なことであった。扱っているテーマ(郵便局における在職死亡)にそぐわない。筆が悪滑りしている。 上の文章の中で言及している稲田恭明さんの時評を含めて、【デジタル労働者文学】第3号に収められた全ての作品は下をクリックしていただけたら読むことができます。
by suiryutei
| 2026-03-17 05:41
| 文学・書評
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