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新人事制度 大阪での報告①~③
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昨日の午後は映画『PLAN75』を視る。NHKBSで午後1時から放映された。2022年の日本映画(監督・早川千絵)である。 倍賞千恵子演じる主人公は78歳、団地に一人で暮らしている。ホテル清掃の仕事をしていたが、高齢を理由に仕事を失い、次第に経済的に追い詰められていく。映画の中の現実として<PLAN75>という”公的サービス”がある。もう生きていたくなくなった(生きていられなくなった)高齢者は死を選べるというのである。PLAN75の75は75歳以上ということ。高齢者問題を解決するためにこれはいい制度だとばかり、75を65に拡大する案も出ていると、TVニュースが報じている場面もある。高齢者が健康診断を受ける場所や炊き出しの場にはどこもこのプランを勧める旗があり、チラシが置かれ、その場で申し込みを受け付ける机が出ている。 主人公も、職探しに憔悴して炊き出しの行列をぼんやり眺めているとき、役所のPLAN75担当職員に温かい汁椀をすすめられて、映画では露わには映されないがおそらくその場で申し込んでしまったのだろう。 去年初めに読んだ『本心』という小説(平野啓一郎著)でも、主人公の母親(シングル・マザーであった)は、この映画の<PLAN75>みたいな”サービス”を利用して死を選んだのではなかったかと思い出す。あの小説の舞台は2040年代の日本であった。 『PLAN75』に戻ると、高齢者が置かれた現実を静かに描く映画である。終わり方が中途半端な感じがしたが、すっきりした結末は題材が許さないということであろうか。死を選ぶ方向に誘導していくことが公的サービスとなっていることの非人間性を思う。 上の写真はシャガの花。月曜に上野公園の中で撮影した。シャガの花はシャガんで見るものだと、南・気象予報士が言っていたので、この写真もしゃがんで撮った。
by suiryutei
| 2026-04-23 08:32
| 映画・TV
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